おわりの そこみえ

おわりのそこみえ

図野象 2023 第60回 文藝賞 優秀作

紹介 About

『おわりのそこみえ』は、消費者金融のアプリとマッチングアプリを行き来しながら暮らす二十五歳の美帆を描く。買い物依存と性依存を抱え、明日を必要としないように生きる彼女の現在が、地獄の底へ向かうような勢いで語られる。貧困、性、孤独の問題を、切迫した一人称のリズムで押し切る作品。絶望をただ暗く沈めるのではなく、破滅へ進むエネルギーとわずかな希望を同じ文体の速度に乗せる点が読みどころになっている。

評価 Reception

第60回文藝賞優秀作。河出書房新社公式ページでは、選考委員の町田康が強い読後の効き目を評し、問題作として紹介されている。評価記述は出版社公式PRの選評要旨に基づき、独立した書評は今回確認していない。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

優秀作 第60回 文藝賞 (第60回(2023年))

図野象のほかの収録作 More

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