まじょのむすこ

魔女の息子

伏見憲明 2003 第40回 文藝賞 受賞

紹介 About

40歳を目前にしたゲイのフリーライター・和紀。77歳の母が「老いらくの恋」に燃え始めたことで、亡き父との確執、ハッテン場の旅館で出会った男との関係、そして自分自身の来し方と否応なく向き合うことになる。ゲイ・ムーブメントの先頭に立ってきた評論家が、運動の言葉では掬えない母子の情愛と人間の弱さを、ユーモアを湛えた筆致で描いた自伝的小説。セクシュアリティを「問題」としてではなく生活として描いた点で、当時の文芸誌では先駆的な位置にある。

評価 Reception

第40回文藝賞受賞。評論家として既に著名だった40歳の受賞は、17歳の羽田圭介との同時受賞ということもあり話題を呼んだ。著者はその後も「日曜日に生まれる子」などの小説を発表している。

受賞・候補歴 Awards

受賞 第40回 文藝賞 (2003年)

伏見憲明のほかの収録作 More

  1. 001 2010 団地の女学生 だんちのじょがくせい 単行本・集英社 団地の女学生は、伏見憲明による2010年発表の作品です。単行本は集英社(2010年)。
  2. 002 2012 百年の憂鬱 ひゃくねんのゆううつ 単行本・ポット出版 百年の憂鬱は、伏見憲明による2012年発表の作品です。単行本はポット出版(2012年)。