かぞくしねま

家族シネマ

柳美里 1996 第116回 芥川賞 受賞

紹介 About

『家族シネマ』は、崩壊した家族が映画の中で「家族」を演じるという設定を通して、家族らしさが演技や記憶によって作られていく不安定さを描く作品です。映画撮影という枠組みが、親密さの欠落や役割としての家族を露出させる。柳美里の戯曲的な緊張を小説に移し、家族をめぐる自己像と他者のまなざしを問う芥川賞受賞作として整理する。

評価 Reception

第116回芥川賞受賞作で、辻仁成『海峡の光』との同時受賞。日本文学振興会公式ページで受賞者・作品名・掲載誌『群像』を確認した。出版社公式の商品紹介は今回確認できず、内容紹介は既存書誌・既存 synopsis の範囲に留めている。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

受賞 第116回 芥川龍之介賞 (1996年下半期)

柳美里のほかの収録作 More

  1. 001 1996 フルハウス ふるはうす 初出・文藝春秋1996年刊 『フルハウス』は、ばらばらになった家族をもう一度集めるため、父が家を建てるという発端から、家族の結びつきの空虚さと可笑しさを描く作品です。家という器を用意しても親密さが自動的に戻るわけではないというずれが、柳美里らしい家族小説の緊張を生む。公開情報では詳しい公式梗概を確認できないため、内容紹介は既存… 家族ユーモラス 第18回 野間新人賞