ふるはうす

フルハウス

柳美里 1996 第18回 野間新人賞 受賞

紹介 About

『フルハウス』は、ばらばらになった家族をもう一度集めるため、父が家を建てるという発端から、家族の結びつきの空虚さと可笑しさを描く作品です。家という器を用意しても親密さが自動的に戻るわけではないというずれが、柳美里らしい家族小説の緊張を生む。公開情報では詳しい公式梗概を確認できないため、内容紹介は既存書誌情報と既存 synopsis の範囲に留める。

評価 Reception

第18回野間文芸新人賞受賞作で、講談社公式の野間文芸新人賞履歴に作品名・作者名・出版社が掲載されている。泉鏡花文学賞受賞も既存資料で確認されるが、このサイトの賞マスタ外のため awards には入れず、受容欄での言及に留める。出版社公式の商品紹介や選評本文は今回確認できなかった。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

受賞 第18回 野間文芸新人賞 (1996年)

柳美里のほかの収録作 More

  1. 001 1996 家族シネマ かぞくしねま 初出・「群像」1996年12月号 『家族シネマ』は、崩壊した家族が映画の中で「家族」を演じるという設定を通して、家族らしさが演技や記憶によって作られていく不安定さを描く作品です。映画撮影という枠組みが、親密さの欠落や役割としての家族を露出させる。柳美里の戯曲的な緊張を小説に移し、家族をめぐる自己像と他者のまなざしを問う芥川賞受賞作と… 家族アイデンティティ 第116回 芥川賞