ごくらく

極楽

笙野頼子 1981 第24回 群像新人賞 当選

紹介 About

『極楽』は、笙野頼子のデビュー作にあたる群像新人文学賞当選作です。既存情報では、のちにフェミニズム純文学や実験的語りを切り開く作家の出発点として位置づけられます。詳細な梗概は限定的ですが、制度や現実感への違和を独自の語りで押し出す初期作として読めます。

評価 Reception

第24回群像新人文学賞当選作です。受賞歴は既存出典で確認できますが、今回確認できた評価情報は限定的です。後年の笙野頼子の作家的展開を考える入口として位置づけています。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

当選 第24回 群像新人文学賞 (1981年)

笙野頼子のほかの収録作 More

  1. 001 1991 なにもしてない なにもしてない 初出・講談社1991年刊 『なにもしてない』は、生きている実感を求めて現実と幻想のあいだを往還するモノローグの世界を描く作品です。日常の停滞を、単なる無為ではなく、身体と意識がずれていく感覚として押し広げます。笙野頼子の前衛的な私小説性が強く現れた初期代表作です。 孤独と疎外身体私小説的 第13回 野間新人賞
  2. 002 1994 タイムスリップ・コンビナート たいむすりっぷ・こんびなーと 初出・「文學界」1994年6月号 自宅から海芝浦駅までの道程で時間が前後にスリップしていく幻想的な作品。笙野頼子の自由奔放な文体と独自の時間感覚が凝縮されており、三島賞・野間新人賞との三冠をなした。 記憶実験的文体都市・郊外 第111回 芥川賞
  3. 003 1994 二百回忌 にひゃっかいき 初出・新潮社1994年刊 主人公の「私」が父方の家で催される「二百回忌」に出席する物語。この法事には死者も蘇って参列するという異例の設定のもと、時間の歪みと幻想が交錯する。笙野頼子の幻想文学的な作風が凝縮された中短編集。第7回三島由紀夫賞受賞。 家族記憶一人称 第7回 三島賞