しょうの よりこ
笙野頼子
略歴 Profile
三重県四日市市生まれ。立命館大学法学部卒。卒業後は就職せず、実家からの仕送りを受けながら書き続けた苦難のキャリアで知られる。1981年「極楽」で群像新人文学賞受賞後、約10年評価されなかった。1991年「なにもしてない」で野間文芸新人賞、1994年「二百回忌」で三島由紀夫賞、同年「タイムスリップ・コンビナート」で第111回芥川賞を受賞し新人賞三冠王と称された。 このデータベースでは3作品を収録し、発表年は1991年から1994年に及びます。野間新人賞、芥川賞、三島賞の受賞作を含みます。主題や読み味では記憶、家族、孤独と疎外、祝祭的、身体といった切り口から作品を探せます。
収録作品 Works
文芸誌での初出
- 001 1991 なにもしてない なにもしてない 『なにもしてない』は、生きている実感を求めて現実と幻想のあいだを往還するモノローグの世界を描く作品です。日常の停滞を、単なる無為ではなく、身体と意識がずれていく感覚として押し広げます。笙野頼子の前衛的な私小説性が強く現れた初期代表作です。 第13回 野間新人賞
- 002 1994 タイムスリップ・コンビナート たいむすりっぷ・こんびなーと 自宅から海芝浦駅までの道程で時間が前後にスリップしていく幻想的な作品。笙野頼子の自由奔放な文体と独自の時間感覚が凝縮されており、三島賞・野間新人賞との三冠をなした。 第111回 芥川賞
- 003 1994 二百回忌 にひゃっかいき 主人公の「私」が父方の家で催される「二百回忌」に出席する物語。この法事には死者も蘇って参列するという異例の設定のもと、時間の歪みと幻想が交錯する。笙野頼子の幻想文学的な作風が凝縮された中短編集。第7回三島由紀夫賞受賞。 第7回 三島賞
単行本
- 001 1991 なにもしてない なにもしてない 『なにもしてない』は、生きている実感を求めて現実と幻想のあいだを往還するモノローグの世界を描く作品です。日常の停滞を、単なる無為ではなく、身体と意識がずれていく感覚として押し広げます。笙野頼子の前衛的な私小説性が強く現れた初期代表作です。 第13回 野間新人賞
- 002 1994 タイムスリップ・コンビナート たいむすりっぷ・こんびなーと 自宅から海芝浦駅までの道程で時間が前後にスリップしていく幻想的な作品。笙野頼子の自由奔放な文体と独自の時間感覚が凝縮されており、三島賞・野間新人賞との三冠をなした。 第111回 芥川賞
- 003 1994 二百回忌 にひゃっかいき 主人公の「私」が父方の家で催される「二百回忌」に出席する物語。この法事には死者も蘇って参列するという異例の設定のもと、時間の歪みと幻想が交錯する。笙野頼子の幻想文学的な作風が凝縮された中短編集。第7回三島由紀夫賞受賞。 第7回 三島賞