はなよめ

花嫁

青山七恵 2012

紹介 About

花嫁は、青山七恵による2012年発表の作品です。単行本は幻冬舎(2012年)。

青山七恵のほかの収録作 More

  1. 001 2005 窓の灯 まどのひ 初出・文藝 2005年冬季号 大学を辞めた「私」は、時代に取り残されたような喫茶店の二階に住み込み、店を営む奔放な女主人のもとで働いている。日課は、向かいの部屋の窓の中の生活を覗き見ること。やがて視線は夜の街の散歩で垣間見える家々の窓へと広がっていく。覗くことのうしろめたさとゆるやかな官能を、抑制の効いた静かな文体でつづり、他人… 孤独と疎外青春 第42回 文藝賞
  2. 002 2007 ひとり日和 ひとりびより 単行本・河出書房新社 『ひとり日和』は、二十歳の知寿が高齢の遠縁・吟子さんと同居し、働きながら自立の感覚を少しずつ探る作品です。老いと若さ、家族ではない同居、ひとりでいることの自由と寂しさが、淡々とした語りで描かれます。大きな成長物語ではなく、日々の観察から生活の輪郭が変わるところが読みどころです。 老い家族青春 第136回 芥川賞
  3. 003 2008 やさしいため息 やさしいためいき 単行本・河出書房新社 『やさしいため息』は、芥川賞受賞後第一作として発表され、日常のなかで揺れる若い人物の息づかいを静かに描く作品です。家族や生活の小さな変化が、はっきりした事件よりも大きく人物の感情を動かします。青山七恵らしい簡潔な文体が、孤独と自立のあいだの時間をすくい取ります。 家族青春孤独と疎外
  4. 004 2009 かけら かけら 単行本・新潮社 『かけら』は、日常の小さな破片のような出来事から、若い人物の孤独や関係の変化をすくい上げる青山七恵の作品です。簡潔な語りは感情を説明しすぎず、読者に余白を残します。家族や恋愛のはっきりしない揺れを、静かな手ざわりで読む小説です。 青春家族孤独と疎外
  5. 005 2009 魔法使いクラブ まほうつかいくらぶ 単行本・幻冬舎 『魔法使いクラブ』は、若い人びとの小さな結びつきや願望を、魔法という言葉の軽やかさで包む作品です。現実を大きく変える力ではなく、日々を少しだけ違って見せる想像力が中心になります。青山七恵らしい静かな文体で、青春と孤独のあいだを描きます。 青春孤独と疎外芸術と表現
  6. 006 2010 お別れの音 おわかれのおと 単行本・文藝春秋 お別れの音は、青山七恵による2010年発表の作品です。単行本は文藝春秋(2010年)。
  7. 007 2011 あかりの湖畔 あかりのこはん 単行本・中央公論新社 あかりの湖畔は、青山七恵による2011年発表の作品です。単行本は中央公論新社(2011年)。
  8. 008 2011 わたしの彼氏 わたしのかれし 単行本・講談社 わたしの彼氏は、青山七恵による2011年発表の作品です。単行本は講談社(2011年)。
  9. 009 2012 すみれ すみれ 単行本・文藝春秋 すみれは、青山七恵による2012年発表の作品です。単行本は文藝春秋(2012年)。
  10. 010 2013 快楽 かいらく 単行本・講談社 快楽は、青山七恵による2013年発表の作品です。単行本は講談社(2013年)。
  11. 011 2013 めぐり糸 めぐりいと 単行本・集英社 めぐり糸は、青山七恵による2013年発表の作品です。単行本は集英社(2013年)。
  12. 012 2014 かぜ 単行本・河出書房新社 風は、青山七恵による2014年発表の作品です。単行本は河出書房新社(2014年)。
  13. 013 2015 まゆ 単行本・新潮社 繭は、青山七恵による2015年発表の作品です。単行本は新潮社(2015年)。
  14. 014 2017 ハッチとマーロウ はっちとまーろう 単行本・小学館 11歳の誕生日に母から「大人を卒業する」と告げられた双子のハッチとマーロウが、突然自分たちの生活を引き受けることになる長編。料理や服選び、双子であることの個性、父の不在といった日常の問いを通じて、子どもから大人へ向かう時間を軽やかに描く。かわいらしい双子の語り口の奥に、母子関係や自立の痛みが少しずつ… 家族母と子青春
  15. 015 2017 踊る星座 おどるせいざ 単行本・中央公論新社 踊る星座は、青山七恵による2017年発表の作品です。単行本は中央公論新社(2017年)。
  16. 016 2018 ブルーハワイ ぶるーはわい 単行本・河出書房新社 『ブルーハワイ』『辰年』『聖ミクラーシュの日』『わかれ道』『山の上の春子』『わたしのおばあちゃん』を収めた短篇集。河出書房新社は、「あたりまえ」を知らない孤独が世界を撃ち抜く作品集として紹介している。日常のなかでそれぞれのことに夢中になる人々を、平明で少し乾いた語りで捉え、家族や記憶、他者との隔たり… 孤独と疎外家族記憶
  17. 017 2019 私の家 わたしのいえ 単行本・集英社 祖母の法要で一堂に会した親戚たちを起点に、三世代にわたる一族の記憶と秘密をたどる連作短編集。同棲相手に追い出されて戻る梓、過去にこだわる母、孤独を愛する大叔母らの章が重なり、家族であっても他人のように分かり合えない距離を描く。家という場所を、帰る場所であると同時に逃れがたい記憶の容器として読ませる。 家族記憶孤独と疎外
  18. 018 2020 みがわり みがわり 単行本・幻冬舎 『みがわり』は、新人賞を受けながら本を出せずにいる作家・律が、自分と瓜二つだった亡き女性の伝記執筆を依頼される長編。取材の過程で、姉妹の確執や家族の秘密、依頼そのものの不穏さが浮かび、律は他人の人生を書こうとするほど自分自身の物語も揺さぶられていく。伝記を書くことと書かれることの関係を通じて、自己像… アイデンティティ家族記憶
  19. 019 2022 はぐれんぼう はぐれんぼう 単行本・講談社 『はぐれんぼう』は、あさりクリーニング店で働く優子が、長く引き取りに来られない衣服「はぐれんぼちゃん」を持ち帰ったことから始まる長編である。翌朝、衣服が体を覆うようにまとわりつき、優子は持ち主たちを訪ねるが、服は次々に受け取りを拒まれる。トレンチコート姿のユザさんに導かれながら帰るべき場所を探す道行… 孤独と疎外労働アイデンティティ
  20. 020 2023 前の家族 まえのかぞく 単行本・小学館 37歳の独身小説家・猪瀬藍が、中古マンションの購入を決意するところから始まるマイホーム奇譚。理想的に見えた物件には、そこに十二年間暮らした若い夫婦と幼い姉妹の「前の家族」の気配が残り、引っ越したはずの娘たちが藍の新居へ現れる。住まいを買うことが、部屋だけでなく周囲の環境や他者の記憶まで引き受けること… 家族孤独と疎外記憶
  21. 021 2025 記念日 きねんび 単行本・集英社 『記念日』は、23歳のミナイ、42歳のソメヤ、76歳の乙部さんという年齢も境遇も違う女性三人が、奇妙なルームシェアをきっかけに交わっていく長篇です。「明日から、おばあさんになってみませんか?」という提案が、若さや老い、身体のままならなさ、他者と暮らすことの違和感を動かしていく。代わり映えしない日常を… 老い身体家族