あおぎり

青桐

木崎さと子 1984 第92回 芥川賞 受賞

紹介 About

『青桐』は、乳癌に冒されながら医療を拒む叔母を、姪・充江の視点から見つめる作品です。看取りの時間に、北陸の旧家、幼時の火傷、叔母との愛憎が重なり、家族の記憶と身体の傷がゆっくり露出していきます。死をめぐる静けさの奥に、親密さの暴力性を感じさせる点が読みどころです。

評価 Reception

第92回芥川賞受賞作です。日本文学振興会の公式一覧で受賞作として確認できます。選評本文は未確認で、評価は受賞事実と既存書誌情報を中心にしています。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

受賞 第92回 芥川龍之介賞 (1984年下半期)

木崎さと子のほかの収録作 More

  1. 001 1980 裸足 はだし 初出・「文學界」1980年 『裸足』は、木崎さと子のデビュー作にあたる第51回文學界新人賞受賞作です。旧満洲生まれという作者の背景を踏まえると、戦後の移動経験や身体感覚を抱えた初期作品として位置づけられます。詳細な筋は今回確認できていないため、作品紹介は受賞・作家史上の位置づけを中心にしています。 移民と越境記憶私小説的 第51回 文學界新人賞