きざき さとこ
木崎さと子
略歴 Profile
満洲国新京(現・中国長春市)生まれ。本名・原田正子。東京女子大学短期大学部英文科卒。帝人勤務後、フランス・米国での生活を経て1974年帰国。1985年「青桐」で第92回芥川賞を受賞。自然死を選ぶ人物を中心に置いた作風が特徴。 このデータベースでは2作品を収録し、発表年は1980年から1984年に及びます。文學界新人賞、芥川賞の受賞作を含みます。主題や読み味では移民と越境、家族、記憶、死と喪失、静謐といった切り口から作品を探せます。
出典 Sources
- 木崎さと子 - Wikipedia
(Wikipedia)出身地・本名・学歴・海外生活・受賞を確認
収録作品 Works
文芸誌での初出
- 001 1980 裸足 はだし 『裸足』は、木崎さと子のデビュー作にあたる第51回文學界新人賞受賞作です。旧満洲生まれという作者の背景を踏まえると、戦後の移動経験や身体感覚を抱えた初期作品として位置づけられます。詳細な筋は今回確認できていないため、作品紹介は受賞・作家史上の位置づけを中心にしています。 第51回 文學界新人賞
- 002 1984 青桐 あおぎり 『青桐』は、乳癌に冒されながら医療を拒む叔母を、姪・充江の視点から見つめる作品です。看取りの時間に、北陸の旧家、幼時の火傷、叔母との愛憎が重なり、家族の記憶と身体の傷がゆっくり露出していきます。死をめぐる静けさの奥に、親密さの暴力性を感じさせる点が読みどころです。 第92回 芥川賞