あめだまがみっつ

飴玉が三つ

蒔岡雪子 2002 第94回 文學界新人賞 受賞

紹介 About

アルコール依存症者の自助グループ「断酒会」に母と通う既婚の娘が、死を前に断酒を誓った医師の父との歳月を振り返る。父から受けた一度きりの暴力すら幸福の記憶として抱え込み、会で告白する他の依存症者を見下す主人公は、自身もまた高校時代から酒に頼ってきた。父への愛と自己への愛が分かちがたく絡まり、その呪縛から最後まで自由になれない女性の心理を描く。神学を学んだ45歳の書き手のデビュー作で、北岡耕二と同時受賞。

受賞・候補歴 Awards

受賞 第94回 文學界新人賞 (2002年上期)