Narrative

社会小説

語り口「社会小説」に分類された 7 作品。

  1. 001 2021 黒い水/穀雨 河林満作品集 河林満 初出・作品集(インパクト出版会、2021年11月10日発行)。各収録作の初出は巻末初出一覧に収録。 『黒い水/穀雨 河林満作品集』は、河林満の小説を没後にまとめた作品集です。インパクト出版会公式ページでは、二度芥川賞候補になりながら受賞を逃し、57歳で亡くなった作家の復活として紹介されています。表題作「黒い水」「穀雨」のほか、「月明りのなかで」「ある執行」「塵芥のさなぎ」「黒手夢譚」「ナムナムナマ… 労働社会記憶
  2. 002 2018 カトク 過重労働撲滅特別対策班 かとく かじゅうろうどうぼくめつとくべつたいさくはん 新庄耕 単行本・文藝春秋 労働基準監督官・城木忠司は「過重労働撲滅特別対策班(カトク)」に所属し、ブラック企業の違法長時間労働を取り締まる。ブラック住宅メーカーや大手広告代理店など複数の案件に向き合いながら、「目標達成」と「働き方改革」の狭間で翻弄される日本社会を描いた。文春文庫書き下ろし作品。 労働組織社会のひずみ
  3. 003 2015 ニューカルマ にゅーかるま 新庄耕 初出・「小説すばる」2015年8月号〜10月号 大手企業の関連会社に勤める竹田は、リストラ騒動で将来への不安が募るなか、大学時代の友人からネットワークビジネスへの勧誘を受ける。副業のつもりで参加した彼は次第のめり込み、仕事も友人も失っていく。マルチ商法の実態と若い世代の閉塞感を描いた社会派小説。 労働欲望若者
  4. 004 1996 ラブ&ポップ ラブアンドポップ 村上龍 単行本・幻冬舎 『ラブ&ポップ』は、1996年に幻冬舎から刊行された村上龍の長編で、援助交際をめぐる若者の性と消費を主題化した作品です。NDLで確認できる石川巧の論考タイトルからも、同作が「援助交際」という当時的な語をめぐる小説として読まれていたことが分かります。庵野秀明監督による実写映画化も確認でき、90年代後半… 青春社会小説
  5. 005 1994 群体 藤原智美 初出・「群像」掲載作「森番」を改題。単行本は講談社、1994年3月刊行。 『群体』は、藤原智美が芥川賞受賞作『運転士』の後に講談社から刊行した長篇小説です。ウォーターフロントの高層インテリジェントビルで発見された大きなネズミを発端に、社内の噂が情報パニックへと膨張していく過程を描きます。講談社公式ページでは、群像掲載作「森番」を改題した作品として紹介されています。 情報パニック企業社会
  6. 006 1992 運転士 うんてんし 藤原智美 初出・「群像」1992年5月号 『運転士』は、郊外住宅地を走るバス運転士の日常を通じて、家族関係の崩壊と男性の内面を描く作品です。職業の反復的な動きと、家庭の不安定さが重なり、都市郊外の生活の閉塞感が浮かびます。藤原智美の社会観察眼が出た芥川賞受賞作です。 労働家族社会小説 第107回 芥川賞
  7. 007 1990 渇水 かっすい 河林満 初出・「文學界」1990年6月号 『渇水』は、水道料金を滞納した家庭の給水停止に向かう水道局員・岩切俊作と、その家の子どもたちをめぐる中篇です。行政の仕事としての「停止」と、生活の水を断たれる人々の現実がぶつかります。乾いた社会派リアリズムで、貧困、労働、家庭の孤立を描く作品です。 労働貧困家族 第70回 文學界新人賞