Narrative

土地の記憶

語り口「土地の記憶」に分類された 5 作品。

  1. 001 2023 港たち みなとたち 古川真人 初出・「すばる」2023年7月号掲載(NDLサーチ記事情報で確認)。 『港たち』は、九州の離島に集まる吉川家の人々をめぐる五篇の作品集です。集英社公式ページでは、お盆の行事、帰省先で語られる過去、結婚式の場面などを通じて、吉川家の一年をたどる構成が示されている。『背高泡立草』に連なる小さな島の物語として、家族の声、港、海、土地の記憶を豊かな語りでつなぐ。 土地家族記憶
  2. 002 2018 ラッコの家 らっこのいえ 古川真人 初出・「文學界」2019年1月号掲載相当(NDLサーチ記事情報は「文學界 1 p.146-177」として確認)。 『ラッコの家』は、老女の意識の流れを前面に出した小説です。文藝春秋公式の紹介では、夢と現実が交錯する老女の内面と、見えないからこそ見えてくるものが焦点化されている。古川作品に通底する家族、島の時間、記憶のゆらぎを、より内面の流れへ寄せて読む作品として位置づけられる。 家族老い記憶
  3. 003 2017 四時過ぎの船 よじすぎのふね 古川真人 初出・「新潮」2017年6月号掲載(NDLサーチ記事情報で確認)。 『四時過ぎの船』は、九州の島の古い家と祖母の記憶をめぐる中篇です。現在の稔が空き家を片付ける時間と、認知症を抱えた祖母佐恵子が孫を待つ過去の時間が交互に響き合う。島、家、日記、船の時刻という具体物を通じて、家族の記憶が取り戻される瞬間と取り戻しきれない隔たりを描く。 家族記憶老い
  4. 004 2013 渡良瀬 ワタラセ 佐伯一麦 単行本・岩波書店 2013年に岩波書店から刊行された単著図書。土地の記憶を扱う佐伯作品として追加候補になる。 土地記憶地域社会
  5. 005 1999 魂込め まぶいぐみ 目取真俊 初出・単行本(朝日新聞社、1999年8月刊行)。表題作の初出誌は今回未確定のため単行本年を year に採用。 『魂込め』は、沖縄の風土と戦争の記憶を背景に、失われたものの声や共同体の奥行きを描く短篇集です。表題の「まぶいぐみ」は魂を込め直すという沖縄の言葉に由来し、目取真俊の文学に通底する記憶と傷の主題が強く表れています。 沖縄戦争の記憶死者