くろだ なつこ

黒田夏子

b.1937

略歴 Profile

1937年東京・赤坂生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒。教員・事務員・校正者として働きながら同人誌で創作を続けた。2012年「abさんご」で第24回早稲田文学新人賞を受賞してデビューし、翌2013年同作で第148回芥川賞を受賞。受賞時75歳9か月は史上最年長記録。全文横書き・固有名詞なしという実験的手法でも注目を集めた。 このデータベースでは5作品を収録し、発表年は2010年から2020年に及びます。芥川賞の受賞作を含みます。主題や読み味では記憶、老い、言葉と言語、思索的、静謐といった切り口から作品を探せます。

出典 Sources

収録作品 Works

文芸誌での初出

  1. 001 2012 abさんご えーびーさんご 初出・「早稲田文学」5号(2012年9月)。第24回早稲田文学新人賞受賞作 昭和の知的家庭に生まれた幼子が成長し、父母を看取るまでを描く作品。横書き、固有名詞を用いない語りなど、形式上の実験が大きな特徴である。家族史を扱いながら、父子の間で長く見過ごされてきた沈黙や距離を、記憶の断片としてすくい上げる。言葉の配置そのものによって、時間の手触りと家族を語る難しさを問い直す。 家族老い言葉と言語 第148回 芥川賞
  2. 002 2013 感受体のおどり かんじゅたいのおどり 初出・単行本(文藝春秋、2013年12月刊行)。初出誌は未確認のため単行本年を year に採用。 『感受体のおどり』は、文藝春秋BOOKSが「大河恋愛小説」であり「記憶についての物語」でもあると紹介する長篇です。『abさんご』で注目された黒田夏子の実験的な言葉の運動を、より長い時間幅と恋愛・記憶の物語へ広げる作品として位置づけられます。 恋愛記憶老い

単行本

  1. 001 2010 累成体明寂 るいせいたいめいじゃく 単行本・審美社 NDLとBooks/JPROで2010年12月刊、審美社、ISBN 978-4-7883-3136-5、300ページ台の図書として確認。 作家と文学記憶エッセイ
  2. 002 2012 abさんご えーびーさんご 単行本・文藝春秋 昭和の知的家庭に生まれた幼子が成長し、父母を看取るまでを描く作品。横書き、固有名詞を用いない語りなど、形式上の実験が大きな特徴である。家族史を扱いながら、父子の間で長く見過ごされてきた沈黙や距離を、記憶の断片としてすくい上げる。言葉の配置そのものによって、時間の手触りと家族を語る難しさを問い直す。 家族老い言葉と言語 第148回 芥川賞
  3. 003 2013 感受体のおどり かんじゅたいのおどり 単行本・文藝春秋 『感受体のおどり』は、文藝春秋BOOKSが「大河恋愛小説」であり「記憶についての物語」でもあると紹介する長篇です。『abさんご』で注目された黒田夏子の実験的な言葉の運動を、より長い時間幅と恋愛・記憶の物語へ広げる作品として位置づけられます。 恋愛記憶老い
  4. 004 2014 群れない媚びないこうやって生きてきた むれないこびないこうやっていきてきた 単行本・海竜社 NDLとBooks/JPROで2014年6月刊、海竜社、ISBN 978-4-7593-1375-8の図書として確認。純小説ではなく共著対談・随筆系のため採用時はDB方針確認が必要。 人生老い女性の生
  5. 005 2020 組曲わすれこうじ くみきょくわすれこうじ 単行本・新潮社 新潮社公式、NDL、Books/JPROで2020年5月刊の単行本として確認。新潮社公式で紫式部文学賞受賞作と確認できる。 記憶子ども文化日常