しこうせいしょ あばとーん

至高聖所(アバトーン)

松村栄子 1991 第106回 芥川賞 受賞

紹介 About

『至高聖所(アバトーン)』は、大学生活と若者の精神的な苦闘を叙情的に描く松村栄子の芥川賞受賞作です。親密な関係と孤独、学びの場での息苦しさを、若い語りの感覚で立ち上げます。『海燕』掲載作として芥川賞を受けた点でも、1990年代初頭の文芸誌環境を示す作品です。

評価 Reception

日本文学振興会の公式一覧で第106回芥川賞受賞作として確認した。NDLでは福武書店版の書誌を確認。五大文芸誌以外の掲載作として受賞した点は既存調査に基づく。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

受賞 第106回 芥川龍之介賞 (1991年下半期)

松村栄子のほかの収録作 More

  1. 001 1992 あの空の色 あのそらのいろ 単行本・マガジンハウス 『あの空の色』は、芥川賞受賞作『至高聖所』後に刊行された松村栄子の単著です。書誌上は日本文学の随筆・散文に分類されるため、作品データへ追加する場合は小説枠ではなく、作家の初期散文集として慎重に位置づけるのがよい。 日常自己認識随筆
  2. 002 1997 あした、旅人の木の下で 初出・単行本(角川書店、1997年7月刊行)。初出誌は今回未確定のため単行本年を year に採用。 『あした、旅人の木の下で』は、芥川賞受賞後の松村栄子が発表した長篇小説です。旅人の木という題名上の象徴を手がかりに、移動する者の視線、記憶、他者との出会いを静かに描きます。現実の生活感と、どこか遠くへ向かう感覚が重なり合う作品です。 記憶出会い