つきとあるまじろ

月とアルマジロ

樋口直哉 2006

紹介 About

『月とアルマジロ』は、現実的な日常に奇妙なイメージを差し込み、若い人物の孤独や自己意識を照らす作品です。月とアルマジロという取り合わせが示すように、遠いものと身近なものの距離感が作品の手ざわりを作っています。簡潔な語りの奥に、寓話的なずれを読む楽しさがあります。

評価 Reception

国立国会図書館サーチで2006年講談社刊の単行本と、雑誌『群像』の創作合評で取り上げられた記事を確認できます。合評本文の評価内容は未確認のため、ここでは取り上げられた事実にとどめています。

出典 Sources

樋口直哉のほかの収録作 More

  1. 001 2005 さよなら アメリカ さよなら あめりか 初出・群像 2005年6月号 「ぼく」は頭から袋を被って生活している。袋の後ろには「SAYONARAアメリカ」のロゴ。噂に聞いた同じ袋族の少女に会うために街をさまよい、突然現れた異母弟を名乗る男との奇妙な共同生活が始まる。袋で社会から自分を隔てながら、袋の仲間との出会いだけは求めてしまう——その矛盾を、深刻ぶらないオフビートなユ… 孤独と疎外アイデンティティ恋愛 第48回 群像新人賞
  2. 002 2007 大人ドロップ おとなどろっぷ 単行本・小学館 『大人ドロップ』は、若者が大人になる前後の感情を、学校や地方の時間のなかで描く青春小説です。恋愛や友情の明るさだけでなく、過ぎてしまう時間への痛みが語りの底にあります。簡潔な文体で、思い出になる直前の出来事をすくい取る作品として読めます。 青春恋愛記憶
  3. 003 2008 星空の下のひなた。 ほしぞらのしたのひなた 単行本・光文社 『星空の下のひなた。』は、星空とひなたという対照的なイメージを重ね、若い人物の恋愛や孤独を描く作品として整理できます。明るさと暗さが同じ場面に同居し、日常のなかで見落とされがちな感情をすくいます。書誌以外の資料は少なく、今後は紹介記事・書評で精度を上げたい作品です。 青春恋愛孤独と疎外
  4. 004 2009 ヒマワリのキス ひまわりのきす 単行本・徳間書店 『ヒマワリのキス』は、明るい題名の裏側に、恋愛や記憶の痛みを抱えた人物を置く樋口直哉の作品です。ひまわりのイメージは夏や若さを連想させますが、そこには過ぎ去った時間を取り戻せない感覚も重なります。今回の確認は書誌中心のため、細かな筋は追加調査が必要です。 恋愛記憶青春
  5. 005 2010 アクアノートとクラゲの涙 あくあのーととくらげのなみだ 単行本・メディアファクトリー アクアノートとクラゲの涙は、樋口直哉による2010年発表の作品です。単行本はメディアファクトリー(2010年)。
  6. 006 2014 スープの国のお姫様 すーぷのくにのおひめさま 単行本・小学館 スープの国のお姫様は、樋口直哉による2014年発表の作品です。単行本は小学館(2014年)。
  7. 007 2015 キッチン戦争 きっちんせんそう 単行本・講談社 キッチン戦争は、樋口直哉による2015年発表の作品です。単行本は講談社(2015年)。
  8. 008 2018 星ヶ丘高校料理部 偏差値68の目玉焼き ほしがおかこうこうりょうりぶ へんさちろくじゅうはちのめだまやき 単行本・講談社 廃部寸前の私立星ヶ丘高校料理部に、篠原皐月が友人に誘われて入部する連作料理ミステリ。目玉焼き、オムレツ、ハンバーグ、カレーなどの料理を通じて、皐月たちは調理の理屈と、身近な出来事に潜む謎を少しずつ解いていく。学校小説の軽やかさに、料理の知識と日常の推理を重ねた読み味が特徴。 青春芸術と表現