ぐらうんど

グラウンド

鈴木弘樹 2001 第33回 新潮新人賞 受賞

紹介 About

第33回新潮新人賞の受賞作で、『新潮』2001年11月号に掲載された。作者の鈴木弘樹は中学卒業後に風俗雑誌の編集をはじめ様々な職を渡り歩いた経歴の持ち主で、学歴エリートではない叩き上げの書き手の登場として注目された。発表直後に第126回芥川賞候補となり、同回で芥川賞を受賞した長嶋有「猛スピードで母は」らと選考を争っている。単行本化に際して『よしわら』と改題され、2002年4月に新潮社から刊行されたが、現在は入手しにくい。

評価 Reception

受賞と同時期の2001年下半期、第126回芥川賞候補に選ばれた(受賞は長嶋有「猛スピードで母は」)。新人賞受賞作がただちに芥川賞候補となる、新潮新人賞の登竜門的性格を示した例の一つ。

受賞・候補歴 Awards

受賞 第33回 新潮新人賞 (2001年)

鈴木弘樹のほかの収録作 More

  1. 001 2002 よしわら よしわら 単行本・新潮社 新潮新人賞受賞作「グラウンド」を、単行本化に際して『よしわら』と改題した中篇。風俗雑誌編集などの職歴を持つ作者の経歴とも重なり、労働、都市の周縁、学歴や階層から外れた人物の感覚を描く。新人賞受賞作が芥川賞候補にもなった、2000年代初頭の新潮新人賞系譜の一作。 労働孤独と疎外アイデンティティ 第33回 新潮新人賞