えんらい

遠雷

立松和平 1980 第2回 野間新人賞 受賞

紹介 About

『遠雷』は、栃木県の都市近郊で農業を営む若者・満夫を中心に、高度成長後の農村解体と家族の変化を描く長篇です。工業団地の建設、農地の喪失、ビニールハウス栽培の失敗、見合い結婚や祖母の死が重なり、地方の生活が変質していく過程が描かれます。労働と土地の問題を、若者の生活感覚から捉えた作品として読めます。

評価 Reception

第2回野間文芸新人賞受賞作です。講談社公式の過去受賞作品一覧で受賞を確認できます。映画化情報と詳細な梗概は二次情報由来で、河出書房新社の直接商品ページは今回確認できませんでした。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

受賞 第2回 野間文芸新人賞 (1980年)

立松和平のほかの収録作 More

  1. 001 2007 道元禅師 どうげんぜんじ 初出・単行本上巻『大宋国の空』・下巻『永平寺への道』(東京書籍、2007年)。新潮文庫版は2010年、上・中・下巻で刊行。 『道元禅師』は、立松和平が曹洞宗の祖・道元を題材に書いた長篇小説です。東京書籍版は上巻『大宋国の空』・下巻『永平寺への道』として2007年に刊行され、2010年には新潮文庫で上・中・下巻に分かれて刊行されました。『遠雷』で見える農村と土地の作家像に加え、仏教者の歩みと思想へ向かった立松和平の晩年の大… 仏教思想修行