えんらいのきゃく

遠来の客

米谷ふみ子 1985 第60回 文學界新人賞 受賞

紹介 About

『遠来の客』は、ロサンゼルス在住の米谷ふみ子が「過越しの祭」と同時期に発表したデビュー期の作品です。既存データでは、家族、障害、移民的な越境感覚を扱う作品として整理されています。海外に暮らす日本語作家の視点から、家族の内部にある距離と異文化の緊張を読む作品です。

評価 Reception

第60回文學界新人賞受賞作です。受賞歴は既存出典で確認できますが、今回確認できた評価情報は限定的です。同年の「過越しの祭」が新潮新人賞・芥川賞へ接続した点と合わせ、米谷ふみ子のデビュー期を示す作品として位置づけました。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

受賞 第60回 文學界新人賞 (1985年上期)

米谷ふみ子のほかの収録作 More

  1. 001 1985 過越しの祭 すごしのまつり 初出・「新潮」1985年7月特大号(第82巻第7号)。同年「新潮新人賞」受賞作。単行本は1985年新潮社刊 『過越しの祭』は、ロサンゼルス在住の日本人女性の視点から、日系・白人・黒人が交錯するアメリカ社会の摩擦を描く作品です。ユダヤ教の過越祭という宗教的な枠組みを手がかりに、異文化の理解と断絶、日本人としての立ち位置を問い直します。越境文学として、家族や信仰の場面に社会的緊張が入り込むところが重要です。 移民と越境家族信仰 第94回 芥川賞