Mood

風土的

読み味「風土的」に分類された 9 作品。

  1. 001 2025 麝香豌豆 すいとぴー 井岡道子 初出・表題作ほかを収める作品集。収録作に「次ぎの人」(第一回林芙美子文学賞大賞作)を含む。 『麝香豌豆』は、井岡道子が2025年に未知谷から刊行した八篇構成の作品集です。四万十川上流の山村と、青年期を過ごした京都という二つの土地を軸に、習俗、家族、友人知人との関係を静かに切り取る。土地の記憶と個人の感情が重なり、日常の一場面を象徴的に読ませるところに読みどころがあります。 土地家族記憶
  2. 002 2016 土の記 つちのき 高村薫 単行本・新潮社 『土の記』は、老いた農夫の暮らし、妻の死、土地に刻まれた時間を通して、生と死が折り重なる場所を描く長篇です。農作業や土の手触りは、個人の老いだけでなく、震災後の日本の時間とも響き合う。高村薫の社会性と宗教的な思索が、生活の細部へ沈み込む作品です。 老い死と喪失土地 第70回 野間文芸賞
  3. 003 2014 小説那須国物語 しょうせつなすのくにものがたり 松本富生 単行本・しもつけの心出版 『小説那須国物語』は、那須地域を題名に掲げる地域史・土地性の強い小説候補です。既存登録作と同じ地方・地域文学の流れで登録候補化できるが、内容詳細は追加確認が望ましい。 地方歴史土地
  4. 004 2013 渡良瀬 ワタラセ 佐伯一麦 単行本・岩波書店 2013年に岩波書店から刊行された単著図書。土地の記憶を扱う佐伯作品として追加候補になる。 土地記憶地域社会
  5. 005 2004 鉄塔家族 テットウ カゾク 佐伯一麦 単行本・日本経済新聞社 2004年に日本経済新聞社から刊行された単著図書。佐伯一麦の家族・土地をめぐる作品として追加候補になる。 家族土地記憶
  6. 006 1995 風の通る道 かぜのとおるみち 松本富生 単行本・下野新聞社 『風の通る道』は、既存登録の『野薔薇の道』『生命のかぎりに』と同じ著者の book-form 単著として確認できる。内容詳細は今回の書誌調査だけでは限定的なため、登録時は書誌中心の候補として扱う。 地方人生小説
  7. 007 1993 淀川にちかい町から ヨドガワ ニ チカイ マチ カラ 岩阪恵子 単行本・講談社 土地・記憶・生活感覚を扱う作品として、既収録作品の地域性を補う候補。 土地記憶日常
  8. 008 1992 幼年記かがやく大気のなかで ヨウネンキ カガヤク タイキ ノ ナカ デ 笹山久三 単行本・農山漁村文化協会 1992年に農山漁村文化協会から刊行された笹山久三の単著。『四万十川』系の土地・幼年の主題を補う候補。 子ども記憶土地
  9. 009 1979 南風 なんぷう 宮内勝典 初出・1979年12月、河出書房新社より単行本刊行。初出誌の詳細は今回確認できないため、単行本刊行年を year とした。 『南風』は、宮内勝典が第16回文藝賞を受賞した小説です。河出書房新社の公式ページでは、生の証を求める青年の前に、未生の時からの死者の記憶をたたえた波がうねり、生の国と死の国、空と海と陸が会する九州最南端の港町に南風が吹く作品として紹介されています。世界を移動してきた宮内文学の出発点にあたる一作として… 生と死記憶 第16回 文藝賞