みしま ゆきお
三島由紀夫
略歴 Profile
東京都生まれ。本名・平岡公威。東京帝国大学法学部卒。「仮面の告白」でデビューし、「金閣寺」「潮騒」「豊饒の海」四部作など旺盛な創作活動で戦後日本文学を代表する作家となった。ノーベル文学賞の候補にもあがったが、1970年に自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹自決した。 このデータベースでは2作品を収録し、発表年は1954年から1956年に及びます。主題や読み味では身体、芸術と表現、孤独と疎外、祝祭的、清新といった切り口から作品を探せます。
収録作品 Works
文芸誌での初出
- 001 1954 潮騒 しおさい 『潮騒』は、三重県の孤島を舞台に、若い漁夫と海女の恋を明るく端正に描く長篇です。古代ギリシャの牧歌的恋愛物語を思わせる構成を、日本の海辺の共同体に置き換えています。三島由紀夫作品のなかでは例外的に清明な青春小説として読まれ、自然と身体の健やかさが強く印象に残ります。
- 002 1956 金閣寺 きんかくじ 『金閣寺』は、1950年の金閣寺放火事件に着想を得て、吃音と自己嫌悪を抱える若い僧が美に囚われていく過程を描く長篇です。金閣の絶対的な美が主人公の現実感を侵食し、破壊衝動へ変わるまでを緊密な心理描写で追います。三島由紀夫の美意識とニヒリズムが最も鋭く結びついた戦後文学の代表作です。
単行本
- 001 1954 潮騒 しおさい 『潮騒』は、三重県の孤島を舞台に、若い漁夫と海女の恋を明るく端正に描く長篇です。古代ギリシャの牧歌的恋愛物語を思わせる構成を、日本の海辺の共同体に置き換えています。三島由紀夫作品のなかでは例外的に清明な青春小説として読まれ、自然と身体の健やかさが強く印象に残ります。
- 002 1956 金閣寺 きんかくじ 『金閣寺』は、1950年の金閣寺放火事件に着想を得て、吃音と自己嫌悪を抱える若い僧が美に囚われていく過程を描く長篇です。金閣の絶対的な美が主人公の現実感を侵食し、破壊衝動へ変わるまでを緊密な心理描写で追います。三島由紀夫の美意識とニヒリズムが最も鋭く結びついた戦後文学の代表作です。