すちーる
スチール
紹介 About
男性客相手の風俗のアルバイトで日銭を得て、新宿の24時間営業のロッカールームで夜を過ごす17歳の高校生。ある日見かけた中年男性に惹かれ、彼が経営する倉庫で働き始めると、朗らかなパートの中年女性たちに囲まれて、少しずつ世の中との関わり方を学んでいく。だが、かつての「客」だった男が国語教師として学校に着任したことから日常は揺らぎ始める。社会の底を漂う少女の再生と危うさを描いた、37歳の男性作家のデビュー作。
評価 Reception
第26回すばる文学賞受賞(栗田有起「ハミザベス」と同時受賞)。受賞作は2003年1月に単行本化されたが、著者のその後の作品発表は確認できない。