さんげんのゆわく

三絃の誘惑

樋口覚 1996 第10回 三島賞 受賞

紹介 About

『三絃の誘惑』は、三絃、すなわち三味線を手がかりに、近代日本の精神史を読み直す評論です。副題にある「近代日本精神史覚え書」の通り、楽器や芸能を美的対象として扱うだけでなく、近代化のなかで伝統芸能が担った感覚や思想をたどります。文学作品ではなく批評・評論として、芸術と日本近代の交差を扱う一冊です。

評価 Reception

第10回三島由紀夫賞受賞作。新潮社の公式アーカイブで受賞を確認し、NDLサーチで人文書院1996年刊の書誌および受賞特集内の関連エッセイを確認した。既存データの「新潮社1997年刊」はNDL書誌と合わないため、人文書院1996年刊に修正した。

出典 Sources

受賞・候補歴 Awards

受賞 第10回 三島由紀夫賞 (1997年)

樋口覚のほかの収録作 More

  1. 001 2004 書物合戦 しょもつかっせん 初出・『すばる』連載を含む評論集。単行本は集英社、2004年11月刊行。 『書物合戦』は、樋口覚の文学評論集です。出版書誌データベースでは、スウィフト『書物合戦』を起点に、「書物」と「戦争」をキーワードとして漱石、パウンド、フォースター、ヘンリー・ミラーらを論じる本として紹介されています。NDLサーチでは2004年11月に集英社から刊行された356ページの図書、NDC9… 文学批評戦争書物