ぼーだーあんどれす
ボーダー&レス
紹介 About
東京の大学を出て就職した新入社員・江口理倫は、独特の魅力を持つ在日コリアンの同期・趙成佑(ソンウ)と親しくなる。気の合う友人同士のはずのふたりのあいだにも、「在日」という歴史が刻んだ見えない溝が走っていることに、僕はやがて直面する。国籍や民族だけでなく、この世界のあらゆる場所にあるボーダーを、若い会社員の等身大の視点から問い直した作品。単行本は2009年11月に河出書房新社から刊行された。
評価 Reception
第142回芥川賞(受賞作なしの回)の候補となった。文藝賞選考委員の姜尚中は「日本文学と在日文学のボーダーをも揺るがす新鮮な作品」と高く評価した。