Themes

小説を書くこと

主題「小説を書くこと」に分類された 5 作品。

  1. 001 2023 すみれにはおばけが見えた すみれにはおばけがみえた 鴻池留衣 初出・『すばる』2023年3月号 p.10-93 『すみれにはおばけが見えた』は、鴻池留衣が2026年に田畑書店から刊行した三篇構成の作品集です。表題作では、亡くなった異父妹について書こうとする小説家の記憶が、書く行為そのものによって揺らいでいく。現実世界を物語として信じ込む人物も配され、記憶、虚構、自己物語化の危うさを扱う点が読みどころです。 記憶死者現実と虚構
  2. 002 2020 小説 しょうせつ 増田みず子 初出・単行本(田畑書店、2020年11月)。初出誌は未確認。 『小説』は、増田みず子が田畑書店から2020年に刊行した小説作品です。Books出版書誌データベースの内容紹介では、真っ直ぐな言葉の連なりが織り成す微妙な色合い、読むほどに人と人との間の心の綾が身に沁みる作品として紹介されています。長い沈黙を経た作家が、小説とは何かという問いを題名そのものに引き受け… 小説を書くこと人生家族
  3. 003 2016 炎と苗木 田中慎弥の掌劇場 ほのおとなえぎ たなかしんやのてのひらげきじょう 田中慎弥 単行本・毎日新聞出版 『炎と苗木 田中慎弥の掌劇場』は、毎日新聞出版から刊行された田中慎弥の掌編小説集です。NDLサーチとOpenBDで、「会話」「豊富な涙」「表現の自由」「国防の夜」「書いている、読んでいる」など多数の収録作を確認できます。ごく短い形式の反復によって、日常の違和感、作家としての自己意識、社会的な言葉への… 小説を書くこと社会批評日常
  4. 004 2013 未明の闘争 みめいのとうそう 保坂和志 単行本・講談社 『未明の闘争』は、出来事を劇的に進めるよりも、考えること、話すこと、書くことの持続そのものを小説の中心に置く長篇です。日常の細部から小説論へ、個人の時間から世界の手触りへと、保坂和志の思考がゆっくり広がっていく。物語の速度ではなく、意識の粘りと文体の持続を読む作品です。 小説を書くこと日常思考 第66回 野間文芸賞
  5. 005 2007 1000の小説とバックベアード せんのしょうせつとばっくべあーど 佐藤友哉 単行本・新潮社 『1000の小説とバックベアード』は、小説を書くこと、読むこと、ジャンルの制度をめぐる自己言及的な長篇です。ライトノベルやミステリ以後の感覚を背景に、作者と読者、物語と批評の関係が挑発的に揺さぶられる。佐藤友哉の文学への過剰な自意識が、作品の推進力になっています。 小説を書くこと大衆文化文学 第20回 三島賞