Narrative
疾走感のある文体
語り口「疾走感のある文体」に分類された 8 作品。
- 001 2024 みどりいせき みどりいせき 『みどりいせき』は、若者たちの連帯と怒り、生活の手触りを、勢いのある口語的な文体で描く小説です。世界への苛立ちや仲間とのつながりが、整った説明ではなく、語りのリズムそのものとして立ち上がる。デビュー作の熱量を保ったまま、同時代の若い声を小説へ押し出しています。 第37回 三島賞
- 002 2018 ミライミライ みらいみらい 『ミライミライ』は、第二次世界大戦後の北海道がソ連に占領されたという架空の歴史を起点に、反ソ連ゲリラやインド=ニッポン連邦、ヒップホップ・グループ「最新」を結びつける長篇です。誘拐事件や核武装要求といった政治的な筋立てに、音楽と青春小説のリズムが重ねられます。古川日出男らしい高速の語りで、歴史の分岐…
- 003 2018 サーラレーオ さーられーお 『サーラレーオ』は、タイで大麻を売って暮らす日本人カセを中心に、金も運も度胸もない男の逃走と欲望を描くピカレスク小説です。大量の大麻の種子をめぐる出来事から、バンコクと日本をまたぐ疾走が始まります。海外を舞台にした犯罪譚でありながら、負け続ける人物の虚勢と焦燥を荒い熱量で押し出す作品です。
- 004 2010 MUSIC みゅーじっく 『MUSIC』は、音楽をめぐる感覚と小説のリズムを重ねる古川日出男の長篇です。都市の身体感覚、表現への衝動、言葉がビートを帯びていく感触を前面に出す作品として登録します。現行の出版社公式詳細ページを確認できていないため、内容紹介は書名と既存書誌から安全に言える範囲に抑えています。
- 005 2005 LOVE らぶ 『LOVE』は、東京を移動し続ける複数の人物と猫たちの視点が連なり、スピード感のある文体で都市の鼓動を描く作品です。少年少女、老女、ストリートミュージシャン、殺し屋、野良猫たちが交錯し、都市の孤独と連帯が断片的なエピソードとして重なります。新潮文庫版の目次には「ブルー/ブルース」「ワード/ワーズ」「… 第19回 三島賞
- 006 2003 サウンドトラック さうんどとらっく 『サウンドトラック』は、音楽、都市、身体感覚を小説のリズムへ変換する古川日出男の長篇です。筋を静かに追うというより、若者たちの衝動や都市のノイズを高速の語りで積み重ねるところに読みどころがあります。今回確認できた出版社公式情報は集英社文庫上下巻の書誌が中心で、詳細な公式あらすじは未確認です。
- 007 2003 阿修羅ガール あしゅらがーる 『阿修羅ガール』は、女子高生アイコの一人称を通じて、都市の暴力、ネット的な噂、同時代の軽さと残酷さを一気に走らせる長篇です。会話や独白のテンポが速く、ミステリやサブカルチャーの感触を純文学的な文体実験へ持ち込んでいる。舞城王太郎の過剰な速度と文体の身体性がよく出た作品です。 第16回 三島賞
- 008 1999 地の果てのダンス ちのはてのだんす 1999年10月にメディアワークスから刊行された本人単著をNDLで確認した。