Narrative

疾走感のある文体

語り口「疾走感のある文体」に分類された 4 作品。

  1. 001 2018 サーラレーオ さーられーお 新庄耕 初出・「群像」2018年5月号 バンコクで暮らす日本人のカセは、観光客への恐喝まがいの行為で生計を立てる落ちぶれた男。ひょんなことから手に入れた大量の大麻の種子をめぐり、金も運も度胸もない彼がタイと日本を疾走する悪漢小説(ピカレスク・ロマン)。タイトルはタイ語で「人でなし」の意。単行本化にあたって大幅改稿。 欲望犯罪越境
  2. 002 2005 LOVE らぶ 古川日出男 初出・単行本(祥伝社、2005年9月刊行)。2010年4月、新潮文庫に増補収録。 『LOVE』は、東京を移動し続ける複数の人物と猫たちの視点が連なり、スピード感のある文体で都市の鼓動を描く作品です。新潮文庫版の目次には「ブルー/ブルース」「ワード/ワーズ」「タワー/タワーズ」などが収録されています。 都市青春移動 第19回 三島賞
  3. 003 1993 エクスタシー エクスタシー 村上龍 単行本・集英社 『エクスタシー』は、ニューヨークで出会った謎めいた日本人ホームレスをきっかけに、主人公が快楽と暴力のゲームへ巻き込まれていく長編です。集英社公式は、ゴッホの耳をめぐる問いから始まる不思議な出会いと、果てしなく反復される「恍惚のゲーム」を紹介している。身体、性、ドラッグをめぐる過激な素材を、村上龍らし… 身体暴力
  4. 004 1992 イビサ イビサ 村上龍 単行本・角川書店 『イビサ』は、精神病院を退院したマチコが男に誘われてパリへ渡り、ドラッグ、セックス、アルコールに浸りながらモロッコ、バルセロナ、イビサ島へ漂流する物語です。海外の都市と身体の破滅感を通じて、自己を失いながらなお移動していく感覚を描きます。初期村上龍の暴力的な欲望と都市的な不安が濃く出た長篇です。 孤独と疎外アイデンティティ