Mood

やわらかい

読み味「やわらかい」に分類された 5 作品。

  1. 001 2023 恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ こいははかないあるいはぷーるのそこのすてーき 川上弘美 単行本・講談社 『恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ』は、恋愛の記憶、時間の距離、語ることの不確かさをめぐる長篇です。川上弘美らしい日常と奇妙さの接続が、題名の比喩のように、現実感を少しずつずらしていく。恋を直接描くだけでなく、記憶のなかで恋がどのように形を変えるかを読む作品です。 恋愛記憶時間 第76回 野間文芸賞
  2. 002 2022 彼方のアイドル かなたのアイドル 奥田亜希子 単行本・双葉社 『彼方のアイドル』は、身体に起きる変化を通して、日常の見え方が少しずつ変わっていく瞬間を掬う短編集です。妊娠、ホクロ除去、中学生の息子の髭など、誰にも起こりうる身体の出来事を入口に、家族や生活の距離感をやわらかな眼差しで描きます。表題作を含む全五篇の構成をNDLサーチとBooks/JPRO由来の内容… 身体生活家族
  3. 003 2020 愛の色いろ あいのいろいろ 奥田亜希子 単行本・中央公論新社 『愛の色いろ』は、ポリアモリーをめぐる四人の男女の関係を描いた書き下ろし長篇。ひとつの恋愛規範に収まらない愛の形を扱い、信じることと不安になることが同時に起きる心の動きを追う。関係性の自由さだけでなく、嫉妬、誠実さ、生活の実感まで含めて読む作品として位置づけられる。 恋愛関係性
  4. 004 2020 小説 しょうせつ 増田みず子 初出・単行本(田畑書店、2020年11月)。初出誌は未確認。 『小説』は、増田みず子が田畑書店から2020年に刊行した小説作品です。Books出版書誌データベースの内容紹介では、真っ直ぐな言葉の連なりが織り成す微妙な色合い、読むほどに人と人との間の心の綾が身に沁みる作品として紹介されています。長い沈黙を経た作家が、小説とは何かという問いを題名そのものに引き受け… 小説を書くこと人生家族
  5. 005 2009 夏の水の半魚人 なつのみずのはんぎょじん 前田司郎 単行本・扶桑社 『夏の水の半魚人』は、少年たちの夏、水泳、身体の変化をめぐる感覚を、前田司郎らしいずれた会話と日常感で描く作品です。大きな事件よりも、子どもの身体が世界に触れる違和感やおかしみが前面に出る。劇作家としての会話の間合いが、小説の軽さと不穏さを同時に作っています。 少年身体 第22回 三島賞