よしゆき じゅんのすけ
吉行淳之介
略歴 Profile
岡山県生まれ。東京帝国大学英文科中退。病床に伏した療養中に「驟雨」で第31回芥川賞を受賞し、作家生活に入った。性と孤独を通じて人間の脆さを乾いた文体で描く第三の新人の代表的作家。 このデータベースでは7作品を収録し、発表年は1954年から1978年に及びます。芥川賞、谷崎賞の受賞作を含みます。主題や読み味では性、恋愛、乾いた、孤独と疎外、静謐といった切り口から作品を探せます。
出典 Sources
- 吉行淳之介 - Wikipedia
(Wikipedia)生没年・経歴・「驟雨」の初出・受賞を確認
収録作品 Works
文芸誌での初出
単行本
- 001 1954 驟雨 しゅうう 『驟雨』は、料亭の女との短い逢瀬を軸に、中年男の倦怠と孤独を描く短篇です。感情を大きく説明せず、会話や身振りの細部から男女の距離を読ませるところに特徴があります。吉行淳之介の乾いた都市的感覚が、第三の新人の作風を代表するかたちで現れています。 第31回 芥川賞
- 002 1956 原色の街 ゲンショク ノ マチ 既収録『驟雨』とあわせて初期代表作を補う候補。のち『原色の街・驟雨』として文庫化。
- 003 1958 男と女の子 オトコ ト オンナノコ 既収録『驟雨』と同時期の初期作品として追加候補。後年P+D BOOKSでも再刊あり。
- 004 1959 娼婦の部屋 ショウフ ノ ヘヤ 吉行の都市・性・孤独の主題を代表的に補う候補。のち新潮文庫で再刊。
- 005 1964 砂の上の植物群 スナ ノ ウエ ノ ショクブツグン 『暗室』以前の長篇・中篇系作品として、吉行の性と孤独の主題を補う候補。
- 006 1969 暗室 あんしつ 『暗室』は、男女関係の親密さと断絶、欲望と倦怠を、吉行淳之介らしい冷ややかな観察で描く長篇です。明るい恋愛小説ではなく、関係の内部にある孤独や自己欺瞞を見つめる作品として、第三の新人以後の心理小説の系譜に置くことができます。 第5回 谷崎賞
- 007 1978 夕暮まで ユウグレ マデ 後期の代表的長篇候補。既収録『暗室』後の吉行文学を補える。