つじはら のぼる

辻原登

b.1945

略歴 Profile

和歌山県印南町生まれ。文化学院文科卒。大阪で貿易会社に勤務しながら執筆を続け、1985年「犬かけて」で小説家デビュー。1990年「村の名前」で第103回芥川賞を受賞。その後も「翔べ麒麟」で読売文学賞、「遊動亭円木」で谷崎潤一郎賞を受賞し、幻想と歴史の交差する格調ある作風で知られる。 このデータベースでは2作品を収録し、発表年は1990年から1998年に及びます。芥川賞の受賞作を含みます。主題や読み味では移民と越境、越境、記憶、戦乱、壮大といった切り口から作品を探せます。

出典 Sources

収録作品 Works

文芸誌での初出

  1. 001 1990 村の名前 むらのなまえ 初出・「文學界」1990年6月号 『村の名前』は、中国奥地を舞台に、ある村の名をめぐる記憶と謎を追う中篇です。旅と聞き書きのような手触りを持ちながら、地名が個人や共同体の歴史をどのように抱え込むかを幻想的に描きます。辻原登のデビュー期の越境感覚と、語りの迷宮性が読みどころです。 記憶移民と越境実験的文体 第103回 芥川賞
  2. 002 1998 翔べ麒麟 とべきりん 初出・単行本(読売新聞社、1998年刊行)。初出誌・連載媒体は今回未確定のため単行本年を year に採用。 『翔べ麒麟』は、辻原登の物語作家としての顔が前面に出た大部の長篇です。帝国の秩序、流浪、反乱、芸能、異郷の土地が重なり、歴史小説と幻想小説のあわいで物語が進みます。『村の名前』で見られた越境の感覚を、より広い歴史的・冒険的な空間へ押し広げた作品として位置づけられます。 歴史帝国越境

単行本

  1. 001 1990 村の名前 むらのなまえ 単行本・文藝春秋 『村の名前』は、中国奥地を舞台に、ある村の名をめぐる記憶と謎を追う中篇です。旅と聞き書きのような手触りを持ちながら、地名が個人や共同体の歴史をどのように抱え込むかを幻想的に描きます。辻原登のデビュー期の越境感覚と、語りの迷宮性が読みどころです。 記憶移民と越境実験的文体 第103回 芥川賞
  2. 002 1998 翔べ麒麟 とべきりん 単行本・読売新聞社 『翔べ麒麟』は、辻原登の物語作家としての顔が前面に出た大部の長篇です。帝国の秩序、流浪、反乱、芸能、異郷の土地が重なり、歴史小説と幻想小説のあわいで物語が進みます。『村の名前』で見られた越境の感覚を、より広い歴史的・冒険的な空間へ押し広げた作品として位置づけられます。 歴史帝国越境