しりん ねざまふぃ
シリン・ネザマフィ
略歴 Profile
イラン・テヘラン生まれ。神戸大学大学院修了後、エンジニアとして勤務しながら母語でないペルシャ語話者として日本語で執筆。「白い紙」「拍動」で2度芥川賞候補となった。 このデータベースでは2作品を収録し、発表年は2009年から2010年に及びます。文學界新人賞の受賞作を含みます。主題や読み味では静謐、異文化、越境、緊張感、身体といった切り口から作品を探せます。
収録作品 Works
文芸誌での初出
- 001 2009 白い紙 しろいかみ イラン・イラク戦争下のイランの地方都市。成績優秀な高校生の男女が、勉強を口実に心を通わせていく。だが前線が近づくにつれ、家族の事情と戦争の影がふたりの未来を静かに引き裂いていく。日本語を母語としない書き手が、平易で簡潔な日本語によって戦時下の日常と若い恋の痛みを描き、戦争文学と青春小説を重ねてみせた… 第108回 文學界新人賞
- 002 2010 拍動 はくどう 『拍動』は、シリン・ネザマフィが第108回文學界新人賞受賞後に発表した小説です。NDLサーチでは「文學界新人賞受賞第一作」と副題が付され、『文學界』2010年6月号、98-137ページ掲載の記事として確認できます。日本語を母語としない書き手によるデビュー後の展開をたどるうえで、『白い紙』と並べて参照…