おおもりきょうだい

大森兄弟

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略歴 Profile

愛知県一宮市出身の兄(1975年生)と弟(1976年生)による兄弟ユニット作家。完全共作という珍しいスタイルで執筆し、のちに『まことの人々』が野間文芸新人賞候補となった。 このデータベースでは5作品を収録し、発表年は2009年から2024年に及びます。文藝賞の受賞作を含みます。主題や読み味では不穏、アイデンティティ、家族、乾いた、暴力といった切り口から作品を探せます。

収録作品 Works

文芸誌での初出

  1. 001 2009 犬はいつも足元にいて いぬはいつもあしもとにいて 初出・文藝 2009年冬号 中学生の主人公の日常に、犬が公園の茂みから探り当てた正体不明の「肉」が入り込んでくる。誰も名指せないその物体は、思春期の鬱屈や家族のぎこちなさと響き合いながら、生き物の生々しさと死の気配を物語の中心に居座らせる。登場人物はどこか不快なのに目を離せないという独特の距離感で語られ、生命の循環を思わせる視… 身体死と喪失家族 第46回 文藝賞

単行本

  1. 001 2009 犬はいつも足元にいて いぬはいつもあしもとにいて 単行本・河出書房新社 中学生の主人公の日常に、犬が公園の茂みから探り当てた正体不明の「肉」が入り込んでくる。誰も名指せないその物体は、思春期の鬱屈や家族のぎこちなさと響き合いながら、生き物の生々しさと死の気配を物語の中心に居座らせる。登場人物はどこか不快なのに目を離せないという独特の距離感で語られ、生命の循環を思わせる視… 身体死と喪失家族 第46回 文藝賞
  2. 002 2011 まことの人々 まことのひとびと 単行本・河出書房新社 第33回野間文芸新人賞候補となった長篇。
  3. 003 2013 わたしは妊婦 わたしはにんぷ 単行本・河出書房新社 わたしは妊婦は、大森兄弟による2013年発表の作品です。単行本は河出書房新社(2013年)。
  4. 004 2019 ウナノハテノガタ うなのはてのがた 単行本・中央公論新社 海の民の少年オトガイは父からある役目を引き継ぎ、山の民の少女マダラコは生贄の儀式から逃れて山を下りる。中央公論新社の文庫版公式ページは、二人の出会いからすべてが始まる「原始の物語」として紹介している。共同体の掟、信仰、暴力、出会いによる世界の更新を、神話や寓話に近い距離感で描く作品。 信仰暴力家族
  5. 005 2024 めでたし、めでたし めでたしめでたし 単行本・中央公論新社 桃太郎の「その後」を出発点に、鬼ヶ島から財宝を持ち帰った桃次郎をめぐる物語として昔話を組み替える長編。桃次郎は財宝の元の持ち主を集めるものの、犬・猿・雉たちが困惑するほど一向に返そうとしない。勧善懲悪の結末の先に、所有、英雄性、暴力の後始末を置き直し、「めでたし」で閉じられない物語の余白をユーモラス… 暴力アイデンティティ同調圧力