なかにし ちさの

中西智佐乃

b.1985

略歴 Profile

大阪府生まれ。同志社大学文学部卒業後、就職と並行して大阪文学学校に通い創作を続ける。2019年「尾を喰う蛇」で第51回新潮新人賞を受賞しデビュー。2025年「橘の家」で第38回三島由紀夫賞を受賞した。 このデータベースでは2作品を収録し、発表年は2019年から2025年に及びます。新潮新人賞、三島賞の受賞作を含みます。主題や読み味では不穏、ケアと介護、ジェンダー、家族、共同体といった切り口から作品を探せます。

出典 Sources

収録作品 Works

文芸誌での初出

  1. 001 2019 尾を喰う蛇 おをくうへび 初出・「新潮」2019年11月号 『尾を喰う蛇』は、病院で介護士として働く小沢興毅が、患者の老人、同僚、家族への憎悪を募らせ、暴力に呑まれていく過程を描く新潮新人賞受賞作。中西智佐乃は受賞者インタビューで、戦争における「仕方がなかった」という感覚と、現代の労働・介護の場に潜む暴力を接続して本作が動き出したと語っている。肌と肌が過剰に… ケアと介護労働暴力 第51回 新潮新人賞
  2. 002 2025 橘の家 たちばなのいえ 初出・「新潮」2025年3月号 『橘の家』は、中西智佐乃が『新潮』2025年3月号に発表し、同年6月に新潮社から刊行した小説です。幼い頃に2階から落ちたものの庭の橘の木のおかげで助かった恵実は、木の力を媒介する存在だという噂によって、子どもを望む人々から頼られるようになります。家に伝わる力への期待は、恵実の身体と役割を周囲の欲望に… 家族ジェンダー身体 第38回 三島賞

単行本

  1. 001 2019 尾を喰う蛇 おをくうへび 単行本・新潮社(単行本『狭間の者たちへ』2023年に収録) 『尾を喰う蛇』は、病院で介護士として働く小沢興毅が、患者の老人、同僚、家族への憎悪を募らせ、暴力に呑まれていく過程を描く新潮新人賞受賞作。中西智佐乃は受賞者インタビューで、戦争における「仕方がなかった」という感覚と、現代の労働・介護の場に潜む暴力を接続して本作が動き出したと語っている。肌と肌が過剰に… ケアと介護労働暴力 第51回 新潮新人賞
  2. 002 2025 橘の家 たちばなのいえ 単行本・新潮社 『橘の家』は、中西智佐乃が『新潮』2025年3月号に発表し、同年6月に新潮社から刊行した小説です。幼い頃に2階から落ちたものの庭の橘の木のおかげで助かった恵実は、木の力を媒介する存在だという噂によって、子どもを望む人々から頼られるようになります。家に伝わる力への期待は、恵実の身体と役割を周囲の欲望に… 家族ジェンダー身体 第38回 三島賞