ながの まゆみ
長野まゆみ
略歴 Profile
1988年「少年アリス」で文藝賞を受賞しデビュー。耽美的で詩的な言語感覚を持ち、少年を主人公にした幻想世界を描く作風で独自の読者層を持つ。90年代以降も精力的に作品を発表し続けている。 このデータベースでは3作品を収録し、発表年は1988年から2015年に及びます。文藝賞、野間文芸賞の受賞作を含みます。主題や読み味では家族、清新、静謐、ノスタルジック、記憶といった切り口から作品を探せます。
出典 Sources
- 長野まゆみ - Wikipedia
(Wikipedia)生年・受賞作・作風を確認
収録作品 Works
文芸誌での初出
単行本
- 001 1988 少年アリス しょうねんありす 『少年アリス』は、耽美的で幻想的な世界に生きる少年たちを描く長野まゆみのデビュー作です。物語の筋よりも、詩的な言葉、異界的な舞台、少年たちの気配が作品世界を形づくります。以後の長野作品に通じる、美しく閉じた幻想世界の原点として読めます。 第25回 文藝賞
- 002 2010 野川 のがわ 『野川』は、長野まゆみが2010年7月に河出書房新社から刊行した長篇小説です。両親の離婚を機に転校した音和が、野川の近くで父と二人暮らしを始め、中学校の新聞部で伝書鳩を育てる仲間たちと出会います。変わり者の教師の言葉に導かれ、鳥の目で世界を見たいと願う少年の感受性を、川辺の風景と飛翔のイメージのなか…
- 003 2015 冥途あり めいどあり 『冥途あり』は、家族の記憶や土地の感触を手がかりに、生者と死者の距離を静かにたどる長篇です。長野まゆみの幻想性は、派手な異界ではなく、日常のすぐ隣にある冥界の気配として現れる。言葉の選び方と空気の薄さが、死と記憶の主題を繊細に支えています。 第68回 野間文芸賞