みやうち ゆうすけ

宮内悠介

b.1979

略歴 Profile

東京都生まれ、少年時代をニューヨークで過ごした。早稲田大学卒。2012年『盤上の夜』でデビュー。ゲームや民族紛争を素材にSFと純文学の境界を横断する作風で知られ、2017年『カブールの園』で第30回三島由紀夫賞を受賞した。 このデータベースでは6作品を収録し、発表年は2012年から2023年に及びます。三島賞の受賞作を含みます。主題や読み味では知的、記憶、テクノロジー、静謐、アイデンティティといった切り口から作品を探せます。

出典 Sources

収録作品 Works

文芸誌での初出

  1. 001 2012 盤上の夜 初出・単行本(東京創元社、2012年刊行)。収録短篇の個別初出は今回未確定のため単行本年を year に採用。 『盤上の夜』は、囲碁、チェッカー、麻雀、古代遊戯など、盤上のゲームをめぐる想像力から人間の知性と身体を照らす宮内悠介の連作短篇集です。勝敗やルールの世界を描きながら、そこに宿る記憶、痛み、祈り、歴史の感触を重ね、SF的な思考実験と文学的な余韻を交差させます。 ゲーム知性記憶
  2. 002 2016 カブールの園 かぶーるのその 初出・「文學界」2016年10月号、2017年1月文藝春秋より単行本刊行 日系アメリカ人三世の女性が、IT企業を立ち上げた友人とヨセミテへ向かい、日系人強制収容所の記憶に触れていく表題作を中心とする作品集。移民、戦争の記憶、アメリカ社会の周縁に置かれた人々を、作者らしい構成意識で扱う。収録作「半地下」とあわせ、越境するアイデンティティと継承されにくい記憶が主題となる。 移民と越境記憶日本史 第30回 三島賞
  3. 003 2023 ラウリ・クースクを探して らうりくーすくをさがして 初出・『小説トリッパー』2023年夏季号(NDL雑誌記事レコードで確認) 『ラウリ・クースクを探して』は、ソ連末期から独立後のエストニアを背景に、プログラミング、国家の崩壊、個人の夢と挫折を結びつける長篇です。朝日新聞出版公式ページでは、コンピュータ・プログラミングの才能を持つラウリがソ連の研究者として生きる道を目指しながら、歴史の変動に巻き込まれていく物語として紹介され… テクノロジー言葉と言語歴史

単行本

  1. 001 2012 盤上の夜 単行本・東京創元社 『盤上の夜』は、囲碁、チェッカー、麻雀、古代遊戯など、盤上のゲームをめぐる想像力から人間の知性と身体を照らす宮内悠介の連作短篇集です。勝敗やルールの世界を描きながら、そこに宿る記憶、痛み、祈り、歴史の感触を重ね、SF的な思考実験と文学的な余韻を交差させます。 ゲーム知性記憶
  2. 002 2013 ヨハネスブルグの天使たち よはねすぶるぐのてんしたち 単行本・早川書房 『ヨハネスブルグの天使たち』は、九・一一後の現場からアフガンまで、暴力と絶望が渦巻く複数の都市を舞台にした連作短篇集です。Books/JPROの内容紹介では、日本製の機械人形の存在を通して、人間の行為の本質をえぐる作品として紹介されている。SF的な装置を用いながら、テクノロジー、戦乱、身体なき代理性… 世界文学戦乱テクノロジー
  3. 003 2016 カブールの園 かぶーるのその 単行本・文藝春秋 日系アメリカ人三世の女性が、IT企業を立ち上げた友人とヨセミテへ向かい、日系人強制収容所の記憶に触れていく表題作を中心とする作品集。移民、戦争の記憶、アメリカ社会の周縁に置かれた人々を、作者らしい構成意識で扱う。収録作「半地下」とあわせ、越境するアイデンティティと継承されにくい記憶が主題となる。 移民と越境記憶日本史 第30回 三島賞
  4. 004 2016 彼女がエスパーだったころ かのじょがえすぱーだったころ 単行本・講談社 『彼女がエスパーだったころ』は、百匹目の猿、エスパー、オーギトミー、代替医療など、科学では扱いきれないとされる超常現象を題材にした短篇集です。講談社公式ページでは、進化、科学、未来を問い直し、超常現象を通して人間を再発見する作品として紹介されている。SF的な思考実験を、信仰、疑似科学、認識の揺らぎへ… 科学信仰認識
  5. 005 2017 あとは野となれ大和撫子 あとはのとなれやまとなでしこ 単行本・KADOKAWA 『あとは野となれ大和撫子』は、中央アジア風の架空国家アラルスタンを舞台に、後宮で育った少女たちが大統領暗殺後の臨時政府を担う長篇です。Books/JPROの内容紹介では、日系孤児ナツキ、政治コースを修了したアイシャ、文化を守ろうとするジャミラらの役割が詳しく示され、政治・技術・文化が絡む群像として読… 政治国家ジェンダー
  6. 006 2023 ラウリ・クースクを探して らうりくーすくをさがして 単行本・朝日新聞出版 『ラウリ・クースクを探して』は、ソ連末期から独立後のエストニアを背景に、プログラミング、国家の崩壊、個人の夢と挫折を結びつける長篇です。朝日新聞出版公式ページでは、コンピュータ・プログラミングの才能を持つラウリがソ連の研究者として生きる道を目指しながら、歴史の変動に巻き込まれていく物語として紹介され… テクノロジー言葉と言語歴史