まつうら ひさき
松浦寿輝
略歴 Profile
東京生まれ。東京大学大学院フランス文学専攻修士課程修了、パリ第III大学・東京大学で博士号取得。詩人・小説家・フランス文学者・批評家。東京大学名誉教授。2000年「花腐し」で芥川賞、1996年『折口信夫論』で三島由紀夫賞、2017年「名誉と恍惚」で谷崎潤一郎賞・Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。日本芸術院会員。 このデータベースでは6作品を収録し、発表年は1996年から2019年に及びます。三島賞、芥川賞、ドゥマゴ文学賞、谷崎賞、野間文芸賞の受賞作を含みます。主題や読み味では記憶、アイデンティティ、異形、移動、移民と越境といった切り口から作品を探せます。
出典 Sources
- 松浦寿輝 - Wikipedia
(Wikipedia)生年・学歴・経歴・受賞歴を確認
収録作品 Works
文芸誌での初出
- 001 1995 折口信夫論 おりくちしのぶろん 『折口信夫論』は、松浦寿輝が折口信夫の言葉と作品を読み込み、その思想と文学的想像力に迫る評論です。伝記的整理にとどまらず、『死者の書』などを含む折口のテクストそのものから、詩・民俗学・物語の交点を探ります。批評空間叢書として刊行され、のちに増補版がちくま学芸文庫に入ったことからも、文芸批評としての継… 第9回 三島賞
- 002 2000 花腐し はなくたし NDLサーチで「群像」2000年5月号掲載書誌と、2017年1月刊の講談社文芸文庫『幽(かすか) 花腐し』を確認できる。単独初刊本ではなく、 bookYear は確認できる book-form 版に合わせた。 第123回 芥川賞
- 003 2002 半島 はんとう NDLサーチで「文學界」2002年1月号掲載書誌、2004年7月刊の文藝春秋版単行本、2022年講談社文芸文庫版を確認できる。
- 004 2014 名誉と恍惚 めいよ と こうつ 日中戦争下の上海で、工部局に勤める日本人警官・芹沢が軍と青幇の面会を仲介したことから警察を追われ、潜伏生活へ追い込まれていく長篇。祖国や名前を失う男の生存を通じて、戦争、都市、裏社会、アイデンティティが交錯する。大部の分量で、歴史の混沌と個人の逃走を描き込む作品。 第27回 ドゥマゴ文学賞
単行本
- 001 1995 折口信夫論 おりくちしのぶろん 『折口信夫論』は、松浦寿輝が折口信夫の言葉と作品を読み込み、その思想と文学的想像力に迫る評論です。伝記的整理にとどまらず、『死者の書』などを含む折口のテクストそのものから、詩・民俗学・物語の交点を探ります。批評空間叢書として刊行され、のちに増補版がちくま学芸文庫に入ったことからも、文芸批評としての継… 第9回 三島賞
- 002 2004 半島 はんとう NDLサーチで「文學界」2002年1月号掲載書誌、2004年7月刊の文藝春秋版単行本、2022年講談社文芸文庫版を確認できる。
- 003 2007 川の光 かわのひかり NDLサーチで2007年7月刊の中央公論新社版単行本、2012年『川の光 外伝』を確認できる。
- 004 2014 名誉と恍惚 めいよ と こうつ 日中戦争下の上海で、工部局に勤める日本人警官・芹沢が軍と青幇の面会を仲介したことから警察を追われ、潜伏生活へ追い込まれていく長篇。祖国や名前を失う男の生存を通じて、戦争、都市、裏社会、アイデンティティが交錯する。大部の分量で、歴史の混沌と個人の逃走を描き込む作品。 第27回 ドゥマゴ文学賞
- 005 2017 花腐し はなくたし NDLサーチで「群像」2000年5月号掲載書誌と、2017年1月刊の講談社文芸文庫『幽(かすか) 花腐し』を確認できる。単独初刊本ではなく、 bookYear は確認できる book-form 版に合わせた。 第123回 芥川賞
- 006 2019 人外 じんがい 『人外』は、人間の輪郭から外れるもの、怪異や異形の気配をめぐって、文学の想像力を広げる作品です。現実の外側にあるものを単なる怪談ではなく、認識や美の問題として扱う。松浦寿輝の詩的で批評的な文体が、異形のものを読む経験そのものへ読者を向かわせます。 第72回 野間文芸賞