かわばた やすなり

川端康成

b.1899 — d.1972

略歴 Profile

大阪府生まれ。東京帝国大学国文学科卒。横光利一らと新感覚派を起こし、「雪国」「伊豆の踊子」などで日本の抒情美を独自の文体で表現した。1968年に日本人初のノーベル文学賞を受賞。1972年、逗子の仕事部屋でガス自死した。 このデータベースでは2作品を収録し、発表年は1935年から1949年に及びます。野間文芸賞の受賞作を含みます。主題や読み味では静謐、家族、記憶、幻想的、孤独と疎外といった切り口から作品を探せます。

出典 Sources

収録作品 Works

文芸誌での初出

  1. 001 1935 雪国 ゆきぐに 初出・1935年から分載開始、1947年に定本刊行 『雪国』は、雪深い温泉地を訪れる島村と芸者駒子、葉子をめぐる関係を、抒情と余白の多い文体で描く中篇です。自然描写、身体感覚、叶わない関係の気配が重なり、川端康成の美意識を代表する作品として広く読まれてきました。 恋愛孤独と疎外
  2. 002 1949 山の音 やまのおと 初出・1949〜1954年にかけて複数誌(「群像」「新潮」「別冊文藝春秋」など)に連載。単行本は1954年4月、筑摩書房刊。 『山の音』は、鎌倉に暮らす老齢の会社重役・信吾を中心に、家族の崩れと老いの気配を見つめる連作長篇です。嫁の菊子への静かな愛着、息子夫婦の不和、死の予感が、抑制された三人称の語りで重なっていきます。戦後の家庭小説でありながら、川端康成らしい感覚的な細部が、老いと記憶の陰影を際立たせます。 家族老い記憶 第7回 野間文芸賞

単行本

  1. 001 1947 雪国 ゆきぐに 単行本・創元社 『雪国』は、雪深い温泉地を訪れる島村と芸者駒子、葉子をめぐる関係を、抒情と余白の多い文体で描く中篇です。自然描写、身体感覚、叶わない関係の気配が重なり、川端康成の美意識を代表する作品として広く読まれてきました。 恋愛孤独と疎外
  2. 002 1949 山の音 やまのおと 単行本・筑摩書房 『山の音』は、鎌倉に暮らす老齢の会社重役・信吾を中心に、家族の崩れと老いの気配を見つめる連作長篇です。嫁の菊子への静かな愛着、息子夫婦の不和、死の予感が、抑制された三人称の語りで重なっていきます。戦後の家庭小説でありながら、川端康成らしい感覚的な細部が、老いと記憶の陰影を際立たせます。 家族老い記憶 第7回 野間文芸賞