いちかわ さおう
市川沙央
略歴 Profile
「ハンチバック」で文學界新人賞と芥川賞を受賞。重度障害当事者としての視点が注目された。 このデータベースでは2作品を収録し、発表年は2023年から2025年に及びます。芥川賞の受賞作を含みます。主題や読み味では障害、身体、性、痛切、アイデンティティといった切り口から作品を探せます。
収録作品 Works
文芸誌での初出
単行本
- 001 2023 ハンチバック ハンチバック 重度の先天性ミオチュブラー・ミオパチーのため人工呼吸器と電動車椅子を使い、両親が遺したグループホームで暮らす井沢釈華。背骨がS字に湾曲した彼女は、通信制大学で学び、ウェブにコタツ記事や性的な小説を書き、匿名アカウントで「妊娠と中絶がしてみたい」と挑発的な呟きを放つ。その呟きを、彼女の書いたものをすべ… 第169回 芥川賞
- 002 2025 女の子の背骨 おんなのこのせぼね 『女の子の背骨』は、先天性筋疾患を抱える10歳の少女ガゼルの家族旅行を描く表題作と、中篇「オフィーリア23号」を収めた第二小説集です。病気の姉、障害をもつ身体、家族、性、文学表象をめぐる言葉が、前作『ハンチバック』以後の市川沙央の問題意識をさらに広げる。身体から発せられる語りが、ケアされる側、見る側…