い よんどく

李龍徳

b.1976

略歴 Profile

埼玉県川口市生まれ。在日韓国人三世。早稲田大学第一文学部卒。幼少期からドストエフスキーを愛読した。2014年「死にたくなったら電話して」で第51回文藝賞を受賞しデビュー。2020年『あなたが私を竹槍で突き殺す前に』で第42回野間文芸新人賞を受賞した。 このデータベースでは2作品を収録し、発表年は2014年から2018年に及びます。文藝賞、野間新人賞の受賞作を含みます。主題や読み味では不穏、暴力、アイデンティティ、移民と越境、孤独と疎外といった切り口から作品を探せます。

出典 Sources

収録作品 Works

文芸誌での初出

  1. 001 2014 死にたくなったら電話して しにたくなったらでんわして 初出・「文藝」2014年冬号 大阪・十三のキャバクラで働く初美と出会った浪人生・徳山が、外部とのつながりを失い、悪意と厭世へ引き込まれていく。河出書房新社の紹介では、初美が語る残虐史と徳山の関係の断絶が軸に置かれ、現代の「心中もの」と位置づけられている。欲望、虚無、言葉の呪術性が破滅へ向かって濃密に絡む、強い閉塞感のある作品。 孤独と疎外死と喪失 第51回 文藝賞
  2. 002 2018 あなたが私を竹槍で突き殺す前に あなたがわたしをたけやりでつきころすまえに 初出・「文藝」2018年秋季号〜2019年秋季号(連載) 排外主義が強まる近未来の日本で、在日コリアン三世の柏木太一を中心にした若者たちが、それぞれの怒りと恐怖を抱えながら反攻を企てる長編。『文藝』連載を経て単行本化され、ヘイト、国家、在日性、仲間との連帯を、切迫した群像劇として描く。タイトルの過激さを、差別される側が追い詰められていく社会状況の比喩として… アイデンティティ移民と越境暴力 第42回 野間新人賞

単行本

  1. 001 2014 死にたくなったら電話して しにたくなったらでんわして 単行本・河出書房新社 大阪・十三のキャバクラで働く初美と出会った浪人生・徳山が、外部とのつながりを失い、悪意と厭世へ引き込まれていく。河出書房新社の紹介では、初美が語る残虐史と徳山の関係の断絶が軸に置かれ、現代の「心中もの」と位置づけられている。欲望、虚無、言葉の呪術性が破滅へ向かって濃密に絡む、強い閉塞感のある作品。 孤独と疎外死と喪失 第51回 文藝賞
  2. 002 2020 あなたが私を竹槍で突き殺す前に あなたがわたしをたけやりでつきころすまえに 単行本・河出書房新社 排外主義が強まる近未来の日本で、在日コリアン三世の柏木太一を中心にした若者たちが、それぞれの怒りと恐怖を抱えながら反攻を企てる長編。『文藝』連載を経て単行本化され、ヘイト、国家、在日性、仲間との連帯を、切迫した群像劇として描く。タイトルの過激さを、差別される側が追い詰められていく社会状況の比喩として… アイデンティティ移民と越境暴力 第42回 野間新人賞