ほさか かずし

保坂和志

b.1956

略歴 Profile

山梨県出身、鎌倉育ち。早稲田大学政治経済学部卒。1990年「プレーンソング」でデビュー。1995年「この人の閾」で芥川賞、1997年「季節の記憶」で谷崎潤一郎賞、2013年「未明の闘争」で野間文芸賞、2018年「こことよそ」で川端康成文学賞を受賞。日常の感触と時間の流れを哲学的に探求する作風で知られる。 このデータベースでは4作品を収録し、発表年は1993年から2017年に及びます。野間新人賞、芥川賞、谷崎賞、川端賞の受賞作を含みます。主題や読み味では静謐、家族、記憶といった切り口から作品を探せます。

収録作品 Works

文芸誌での初出

  1. 001 1993 草の上の朝食 くさのうえのちょうしょく 初出・「群像」1993年3月号、講談社1993年8月刊 デビュー作「プレーンソング」の続編。鎌倉を舞台に、だらだらとした日常の時間の流れと複数の登場人物の意識の交錯を丁寧に描く。保坂和志が「小説は何を描くべきか」という問いを実践した初期の代表作。第15回野間文芸新人賞受賞(奥泉光と同時)。 実験的文体都市・郊外静謐 第15回 野間新人賞
  2. 002 1995 この人の閾 このひとのいき 初出・「新潮」1995年3月号 近隣に住む人々の日常の会話や時間の流れを、思索的かつ穏やかな視点でたどった短編。保坂和志の「日常の哲学」が凝縮された作品で、芥川賞選考委員から高く評価された。 簡潔な文体都市・郊外静謐 第113回 芥川賞
  3. 003 1996 季節の記憶 きせつのきおく 初出・「群像」等に発表後、単行本1996年講談社刊。連載誌の詳細は特定できないため単行本刊行年を year とした。 鎌倉・稲村ヶ崎を舞台に、父と息子が過ごす初秋から冬の日々を断片的に描いた長篇。出来事ではなく意識の流れと時間の質感そのものを書こうとした保坂文学の代表作。平林たい子文学賞とのW受賞。単行本刊行年を year に採用。 家族記憶長い息の文体 第33回 谷崎賞
  4. 004 2017 こことよそ ここ と よそ 初出・「新潮」2017年6月号掲載 日常の時間の流れと意識の細部を丁寧にたどった短篇。第44回川端康成文学賞受賞作。 第44回 川端賞

単行本

  1. 001 1993 草の上の朝食 くさのうえのちょうしょく 単行本・講談社 デビュー作「プレーンソング」の続編。鎌倉を舞台に、だらだらとした日常の時間の流れと複数の登場人物の意識の交錯を丁寧に描く。保坂和志が「小説は何を描くべきか」という問いを実践した初期の代表作。第15回野間文芸新人賞受賞(奥泉光と同時)。 実験的文体都市・郊外静謐 第15回 野間新人賞
  2. 002 1995 この人の閾 このひとのいき 単行本・新潮社 近隣に住む人々の日常の会話や時間の流れを、思索的かつ穏やかな視点でたどった短編。保坂和志の「日常の哲学」が凝縮された作品で、芥川賞選考委員から高く評価された。 簡潔な文体都市・郊外静謐 第113回 芥川賞
  3. 003 1996 季節の記憶 きせつのきおく 単行本・講談社 鎌倉・稲村ヶ崎を舞台に、父と息子が過ごす初秋から冬の日々を断片的に描いた長篇。出来事ではなく意識の流れと時間の質感そのものを書こうとした保坂文学の代表作。平林たい子文学賞とのW受賞。単行本刊行年を year に採用。 家族記憶長い息の文体 第33回 谷崎賞