げんげつ
玄月
略歴 Profile
大阪市生野区出身。在日朝鮮人2世の両親を持つ。大阪市立南高等学校卒業後、ビアレストラン・町工場手伝い等を経て大阪文学学校に在籍。1999年「蔭の棲みか」で第122回芥川賞を藤野千夜と同時受賞。現在は大阪芸術大学教授。大阪南船場で文学バー「リズール」を経営した。在日コリアンが暮らす大阪の下町を舞台にした作品で知られる。 このデータベースでは4作品を収録し、発表年は1999年から2005年に及びます。芥川賞の受賞作を含みます。主題や読み味では不穏、共同体、在日、移民と越境、噂といった切り口から作品を探せます。
出典 Sources
- 玄月 - Wikipedia
(Wikipedia)生年・出身地・在日背景・経歴・受賞歴を確認
収録作品 Works
文芸誌での初出
- 001 1999 蔭の棲みか かげのすみか 『蔭の棲みか』は、大阪の在日朝鮮人集落を舞台に、最古参の住人ソバンの人生と共同体の日常を描く作品です。戦争で手首を失ったソバンの記憶、家族と集落の関係、事件の気配が重なり、個人史と地域史が交差します。在日文学の系譜に連なりつつ、生活の場の細部から重い歴史を立ち上げる点が読みどころです。 第122回 芥川賞
- 002 2005 山田太郎と申します 『山田太郎と申します』は、玄月が文藝春秋から刊行した短篇集です。ありふれた名を持つ山田太郎という人物が、場所ごとに場の秩序を揺らし、周囲の人びとの当惑や欲望を浮かび上がらせます。緊張感とユーモア、現実感と倒錯感が混じり合う玄月らしい作品集です。
- 003 2005 異物 いぶつ 玄月の中期単行本。NDLでは単行本と雑誌初出記事の双方が確認できる。
単行本
- 001 2000 蔭の棲みか かげのすみか 『蔭の棲みか』は、大阪の在日朝鮮人集落を舞台に、最古参の住人ソバンの人生と共同体の日常を描く作品です。戦争で手首を失ったソバンの記憶、家族と集落の関係、事件の気配が重なり、個人史と地域史が交差します。在日文学の系譜に連なりつつ、生活の場の細部から重い歴史を立ち上げる点が読みどころです。 第122回 芥川賞
- 002 2000 悪い噂 わるいうわさ 芥川賞受賞作『蔭の棲みか』と近い時期に刊行された玄月の初期単行本。
- 003 2005 山田太郎と申します 『山田太郎と申します』は、玄月が文藝春秋から刊行した短篇集です。ありふれた名を持つ山田太郎という人物が、場所ごとに場の秩序を揺らし、周囲の人びとの当惑や欲望を浮かび上がらせます。緊張感とユーモア、現実感と倒錯感が混じり合う玄月らしい作品集です。
- 004 2005 異物 いぶつ 玄月の中期単行本。NDLでは単行本と雑誌初出記事の双方が確認できる。