Narrative
幻想的
語り口「幻想的」に分類された 9 作品。
- 001 2023 獏、石榴ソース和え ばく ざくろそーすあえ 『獏、石榴ソース和え』は、『群像』2023年2月号の新年短篇特集に掲載された幻想的な短篇です。不眠に陥った語り手が、友人に誘われ「獏の肉を食べる不眠者の集い」に参加するという筋立てが公式目次で示されている。夢を食べる獏のイメージを食と不眠の場面へ移し、現実と幻想の境目を揺らす作品として整理できる。
- 002 2023 マルギット・Kの鏡像 まるぎっと・けーのきょうぞう 『マルギット・Kの鏡像』は、『文學界』2023年5月号の特集「12人の“幻想”短篇競作」に掲載された石沢麻依の短篇です。公開情報では特集内掲載の確認が中心で、作品単独の公式梗概は確認できない。既存登録では、人物名と「鏡像」という題名を手がかりに幻想・アイデンティティの作品として低確信で整理している。
- 003 2016 浮遊霊ブラジル ふゆうれいぶらじる 『浮遊霊ブラジル』は、表題作を含む短篇集です。死後にブラジルへ行きたい浮遊霊、日常の中で少しずつ位置をずらされる人々、老いや孤独を抱える人物たちが、奇妙さと生活感のあいだで描かれます。現実のすぐ横にある別の通路を、津村記久子らしい平明な語りで開く一冊です。 第27回 紫式部文学賞
- 004 2015 冥途あり めいどあり 『冥途あり』は、家族の記憶や土地の感触を手がかりに、生者と死者の距離を静かにたどる長篇です。長野まゆみの幻想性は、派手な異界ではなく、日常のすぐ隣にある冥界の気配として現れる。言葉の選び方と空気の薄さが、死と記憶の主題を繊細に支えています。 第68回 野間文芸賞
- 005 2014 影媛 かげひめ 新潮社公式とNDLで2015年2月刊の単行本として確認。『新潮』掲載後に単行本化され、第152回芥川賞候補作と新潮社著者プロフィールで確認できる。
- 006 2012 昆虫の記憶による網膜貯蔵シェルター、及びアンテナ こんちゅうのきおくによるもうまくちょぞうしぇるたーおよびあんてな 2012年4月に月曜社から刊行された清水アリカの著作をNDLで確認。既存登録の『革命のためのサウンドトラック』『デッドシティ・レイディオ』とは別の単行本候補。
- 007 2009 流跡 りゅうせき 『流跡』は、朝吹真理子のデビュー作です。闇夜の川を進む舟頭、雨あがりを家へ向かう会社員、波止場で船を待つ女など、人物や場面が水の流れのように変化しながら連なります。筋の明快さよりも、言葉が残す跡、身体や性差の輪郭がほどける感覚、時間がたまりとして残る手ざわりを読む作品です。 第20回 ドゥマゴ文学賞
- 008 1991 ブリューゲル、飛んだ ブリューゲルとんだ 1991年刊。1994年に新潮文庫版も確認できる。
- 009 1988 七色の逃げ水 なないろのにげみず 1988年11月に講談社から刊行された本人単著をNDLで確認。1989年の文芸時評インタビューにも作品名が現れる。