Narrative

批評的

語り口「批評的」に分類された 6 作品。

  1. 001 2022 ヒカリ文集 ひかりぶんしゅう 松浦理英子 単行本・講談社 『ヒカリ文集』は、書くことと関係性のあり方をめぐり、愛情や家族を当然視する価値観から距離を取る長篇です。人物の内面よりも、言葉がどのような関係を作り、また壊すのかに焦点が置かれる。松浦理英子らしい、身体と制度をめぐる批評性が静かに働く作品です。 家族制度 第75回 野間文芸賞
  2. 002 2019 人外 じんがい 松浦寿輝 単行本・講談社 『人外』は、人間の輪郭から外れるもの、怪異や異形の気配をめぐって、文学の想像力を広げる作品です。現実の外側にあるものを単なる怪談ではなく、認識や美の問題として扱う。松浦寿輝の詩的で批評的な文体が、異形のものを読む経験そのものへ読者を向かわせます。 異形怪談認識 第72回 野間文芸賞
  3. 003 2017 切腹考 せっぷくこう 伊藤比呂美 単行本・文藝春秋 NDLサーチで2017年2月刊、文藝春秋、ISBN 978-4-16-390603-4の単行本として確認できる。 文学身体死生観
  4. 004 2014 未闘病記 みとうびょうき 笙野頼子 単行本・講談社 『未闘病記』は、膠原病、混合性結合組織病をめぐる経験を、従来の闘病記の形式からずらして書いた作品です。病名が与えられる前後の身体感覚、医療制度、社会の視線が、笙野頼子の批評的な文体で組み替えられる。病を書くことが、制度と言葉に抵抗する実践になる点が読みどころです。 身体制度 第67回 野間文芸賞
  5. 005 2007 1000の小説とバックベアード せんのしょうせつとばっくべあーど 佐藤友哉 単行本・新潮社 『1000の小説とバックベアード』は、小説を書くこと、読むこと、ジャンルの制度をめぐる自己言及的な長篇です。ライトノベルやミステリ以後の感覚を背景に、作者と読者、物語と批評の関係が挑発的に揺さぶられる。佐藤友哉の文学への過剰な自意識が、作品の推進力になっています。 小説を書くこと大衆文化文学 第20回 三島賞
  6. 006 1992 ヒ・ノ・マ・ル ひのまる 大岡玲 初出・1992年6月、新潮社刊。初出誌の詳細は今回確認できないため、単行本刊行年を year とした。 『ヒ・ノ・マ・ル』は、大岡玲が1992年に新潮社から刊行した長篇小説です。NDLサーチでは、新潮社1992年6月刊、213ページ、ISBN 4-10-386301-3の単行本として確認できます。公開Webで信頼できる詳細梗概や初出誌は確認できなかったため、紹介は書誌情報を中心に整理しています。 日本記号社会