Mood
重い
読み味「重い」に分類された 17 作品。
- 001 2022 ギフトライフ ぎふとらいふ 『ギフトライフ』は、安楽死と生体贈与が制度化された近未来社会を描く長篇です。新潮社公式ページでは、提供者の家族にポイントが与えられる制度を通じて、人間の命の価値が変容していくディストピアとして紹介されている。家族や共同体の物語を積み重ねてきた古川真人が、命、制度、弱者の未来という倫理的な問題へ踏み込…
- 002 2014 怒り いかり 事件の記憶が、東京・千葉・沖縄などの人物関係に影を落とす群像長篇候補。
- 003 2012 沈黙のレシピエント ちんもくのれしぴえんと 2012年刊行。英題は NDL 上で Recipient of Silence と併記される。
- 004 2011 天の火 テン ノ ヒ 梨の木舎から2011年に刊行された高倉やえの未収録単著。
- 005 2007 悪人 あくにん 吉田修一の社会派長篇の代表候補。事件小説の枠組みを使いながら、地方、貧困、恋愛、加害と被害の境界を描く。
- 006 2006 爆心 ばくしん 2006年11月に文藝春秋から刊行された作品集。NDLで単行本、2010年文春文庫版、2011年の上下巻版を確認できる。
- 007 2006 恩愛の絆 おんあいのきずな 『恩愛の絆』は、題名・副題から家族や韓国・朝鮮との関係を扱う可能性があるが、今回の候補では書誌で確認できる範囲にとどめる。既存登録作と同著者の未登録 book-form 候補として扱う。
- 008 2005 六〇〇〇度の愛 ろくせんどのあい 『六〇〇〇度の愛』は、長崎と原爆の記憶を背景に、愛と祈り、死者の存在を強い熱のイメージで描く長篇です。具体的な旅の行程と、宗教的・幻想的な感覚が重なり、現実の土地が精神的な場所へ変わっていく。鹿島田真希の初期作品らしい、信仰と身体感覚の緊張が読みどころです。 第18回 三島賞
- 009 2003 ららら科學の子 らららかがくのこ 『ららら科學の子』は、中国で長く生きた男の帰国を軸に、戦後日本、学生運動、中国との関係をたどる長篇です。ハードボイルド的な乾いた視線を持ちながら、政治と個人史のずれを大きな時間幅で描く。帰ってきた場所としての日本を、外部から見直す作品です。 第17回 三島賞
- 010 2000 黒い傷のある部屋 くろいきずのあるへや 『黒い傷のある部屋』は、新井満の未登録 book-form 候補です。NDLには『すばる』掲載号も見えるが、候補では集英社単行本の書誌を採用する。
- 011 1999 慟哭の余笹川 どうこくのよささがわ 『慟哭の余笹川』は、地域と災害・水害の記憶を想起させる題名と副題をもつ book-form 候補です。今回の候補では、内容面の詳細な断定を避け、NDL・Books/JPROで確認できる書誌情報に限定する。
- 012 1998 玉砕 ぎょくさい NDLサーチで1998年5月刊の新潮社版単行本、および講談社版『小田実全集』関連書誌を確認できる。
- 013 1981 HIROSHIMA ひろしま NDLサーチで1981年6月刊の講談社版単行本、第三書館版『小田実全小説』収録、講談社版『小田実全集』小説第16巻を確認できる。
- 014 1967 幕が下りてから まくがおりてから 講談社1967年刊の単行本。NDLで複数レコードを確認できる。
- 015 1961 砂の器 すなのうつわ 『砂の器』は、清張の代表的長篇として広く読まれてきた作品です。今回の候補では、既存登録の『点と線』と並ぶ book-form 長篇として、まずNDLの具体的な所蔵書誌で確認できる新潮社文庫2006年版を中心に登録候補化する。
- 016 1960 愛と死の森 あいとしのもり 既存登録の『山塔』『檸檬・ブラックの死』以外に確認できる斯波四郎の book-form work 候補。
- 017 1958 あゝ江田島 アア エタジマ 既収録『硫黄島』と同じ戦争文学系の代表候補。後年『硫黄島・あゝ江田島』として合本再刊もある。