よしだ ともこ

吉田知子

b.1934

略歴 Profile

静岡県浜松市生まれ。名古屋市立女子短期大学卒。1970年「無明長夜」で芥川賞を受賞。幻想と日常が地続きになる独自の作風で知られ、「お供え」では生者と死者が奇妙に交差する世界を描いた。 このデータベースでは1作品を収録し、発表年は1991年から1991年に及びます。川端賞の受賞作を含みます。主題や読み味では死と喪失、不穏といった切り口から作品を探せます。

収録作品 Works

文芸誌での初出

  1. 001 1991 お供え おそなえ 初出・「海燕」1991年7月号初出。単行本1993年4月福武書店刊。 『お供え』は、盆棚の供え物をめぐって、生者と死者の境界が奇妙に揺らぐ幻想的な短篇です。家庭内の儀礼を起点に、死者への記憶、ユーモア、薄気味悪さが同居します。吉田知子らしい、日常のリアリズムを少しずつ異界へずらしていく語りが読みどころです。 死と喪失寓話・幻想 第19回 川端賞