かいこう たけし

開高健

b.1930 — d.1989

略歴 Profile

大阪市生まれ。大阪市立大学文学部卒。コピーライターを経てサントリーに勤務しながら創作し、「裸の王様」で第38回芥川賞を受賞。組織と個人の矛盾を鋭く描いた後、ベトナム戦争従軍記「輝ける闇」、釣り紀行など多彩な執筆活動を展開した。 このデータベースでは5作品を収録し、発表年は1957年から1972年に及びます。芥川賞の受賞作を含みます。主題や読み味では社会、戦争、ユーモラス、哀感、暗いといった切り口から作品を探せます。

出典 Sources

収録作品 Works

文芸誌での初出

  1. 001 1957 裸の王様 はだかのおうさま 初出・「文學界」1957年12月号(第38回芥川賞受賞) 『裸の王様』は、企業の付設美術教室で働く主人公が、子どもたちの表現を管理しようとする組織と向き合う短篇です。子どもの自由な絵と大人の制度的な論理を対比させ、個人が組織に取り込まれていく過程を批評します。開高健の社会批評性と寓話性が、読みやすい構図のなかに収まった出世作です。 芸術と表現同調圧力労働 第38回 芥川賞
  2. 002 1957 パニック ぱにっく 初出・「新日本文学」1957年8月号掲載 『パニック』は、鼠の大量発生という異常事態を題材に、行政の硬直、情報の混乱、集団心理の連鎖を描く開高健の初期短篇です。社会の仕組みが危機に直面したときに露わになる滑稽さと恐怖を、寓話的な筆致で浮かび上がらせます。 社会組織恐怖
  3. 003 1968 輝ける闇 かがやけるやみ 初出・書き下ろし 新潮社公式で内容紹介・かな・ISBN・毎日出版文化賞受賞情報を確認できる開高健の未登録代表作。 戦争孤独

単行本

  1. 001 1957 裸の王様 はだかのおうさま 単行本・文藝春秋新社 『裸の王様』は、企業の付設美術教室で働く主人公が、子どもたちの表現を管理しようとする組織と向き合う短篇です。子どもの自由な絵と大人の制度的な論理を対比させ、個人が組織に取り込まれていく過程を批評します。開高健の社会批評性と寓話性が、読みやすい構図のなかに収まった出世作です。 芸術と表現同調圧力労働 第38回 芥川賞
  2. 002 1959 日本三文オペラ にほんさんもんおぺら 単行本・文芸春秋新社 1959年に文芸春秋新社から刊行された開高健の代表的長篇。新潮社公式の現行文庫ページで内容紹介・かな・ISBNを確認できる。 戦後貧困社会
  3. 003 1960 パニック ぱにっく 単行本・新潮社 『パニック』は、鼠の大量発生という異常事態を題材に、行政の硬直、情報の混乱、集団心理の連鎖を描く開高健の初期短篇です。社会の仕組みが危機に直面したときに露わになる滑稽さと恐怖を、寓話的な筆致で浮かび上がらせます。 社会組織恐怖
  4. 004 1968 輝ける闇 かがやけるやみ 単行本・新潮社 新潮社公式で内容紹介・かな・ISBN・毎日出版文化賞受賞情報を確認できる開高健の未登録代表作。 戦争孤独
  5. 005 1972 夏の闇 なつのやみ 単行本・新潮社 1972年に新潮社から刊行された開高健の未登録長篇。新潮社公式の現行文庫ページで内容紹介・かな・ISBNを確認できる。 戦争生と死