あさお だいすけ
浅尾大輔
略歴 Profile
愛知県新城市出身。名古屋大学法学部卒。しんぶん赤旗記者や労働組合専従を経験した労働運動家でもあり、受賞後は格差世代の雑誌『ロスジェネ』編集長を務めた。 このデータベースでは3作品を収録し、発表年は2003年から2023年に及びます。新潮新人賞の受賞作を含みます。主題や読み味では貧困、労働、孤独と疎外、息苦しい、痛切といった切り口から作品を探せます。
収録作品 Works
文芸誌での初出
単行本
- 001 2009 家畜の朝 かちくのあさ 中卒で道路工事などの日雇い仕事をしながら日銭を稼ぐ主人公と、その仲間たちのうだつの上がらない日々。労働と競艇と愚行で埋まる時間の隙間に、父親の自殺、学習障害、友人の堕胎といった出来事が断片として挟み込まれ、貧困が人と土地をどう蝕むかが一人称の語りで立ち上がる。労働運動の現場にいた作者が、「ワーキング… 第35回 新潮新人賞
- 002 2009 ブルーシート ぶるーしーと 『ブルーシート』は、デビュー作「家畜の朝」を含む第一創作集として、底辺労働や生活の現場を描く作品です。都市の表面では見えにくい働く身体と貧困の感覚が、青いシートの仮設性と重なります。社会的な題材を、個人の孤独と身体感覚に引き寄せて読むことができます。
- 003 2023 立春大吉 りっしゅんだいきち 『立春大吉』は、過疎の町で町立病院の入院ベッド全廃計画が持ち上がり、病院と町への思いを抱えた住民たちが抗う長編である。新米町議・友川あさひを中心に、主義主張や家庭事情の異なる人々が交わり、地域医療、暮らし、政治参加の問題が重なっていく。『しんぶん赤旗』連載を単行本化した作品で、若い世代の苦悩と住民運…