おくいずみ ひかる

奥泉光

b.1956

略歴 Profile

山形県東田川郡三川町出身。国際基督教大学(ICU)教養学部卒、同大学院修士課程修了。1994年「石の来歴」で芥川賞を受賞。近畿大学文芸学部教授を務めた(2024年3月定年退職)。幕末から現代までを俯瞰する歴史的想像力と、謎・音楽・文学が交差する独特の長編小説群で知られる。 このデータベースでは27作品を収録し、発表年は1990年から2024年に及びます。芥川賞、野間新人賞、野間文芸賞、谷崎賞の受賞作を含みます。主題や読み味では知的、謎と真相、記憶、ユーモラス、謎めいたといった切り口から作品を探せます。

出典 Sources

収録作品 Works

文芸誌での初出

  1. 001 1990 たき 初出・単行本1990年10月・集英社刊。のち『その言葉を』に改題。 『滝』は、奥泉光が1990年に集英社から刊行した初期作品集です。著者ページでは、のちに『その言葉を』へ改題され、同名作品を収録する単行本として確認できます。 記憶言葉と言語短篇集
  2. 002 1991 葦と百合 あしとゆり 初出・単行本1991年10月・集英社刊。 『葦と百合』は、奥泉光が1991年に集英社から刊行した長編小説です。著者ページの著書一覧とNDLサーチのタイトル・著者検索で刊行情報を確認できます。 記憶言葉と言語長い息の文体
  3. 003 1992 蛇を殺す夜 へびをころすよる 初出・単行本1992年9月・集英社刊。 『蛇を殺す夜』は、奥泉光が1992年に集英社から刊行した作品集です。著者ページでは「暴力の舟」「蛇を殺す夜」を収録する単行本として確認できます。 暴力記憶短篇集
  4. 004 1993 石の来歴 いしのらいれき 初出・「文學界」1993年12月号 『石の来歴』は、奥泉光が第110回芥川賞を受賞した中編小説です。既存データでは、第二次大戦中から戦後にわたる男の人生と一個の石をめぐり、戦争経験と記憶の層が交錯する作品として整理されています。日本文学振興会公式で芥川賞受賞は確認できますが、今回確認できた出典は受賞・初出情報が中心で、細部の内容説明は… 戦争記憶日本史 第110回 芥川賞
  5. 005 1993 ノヴァーリスの引用 のゔぁーりすのいんよう 初出・新潮社1993年刊 『ノヴァーリスの引用』は、奥泉光が第15回野間文芸新人賞を受賞した作品です。既存データでは、恩師の葬儀で集まった旧大学仲間が、過去の研究仲間の死の謎をめぐって推理を重ねるメタミステリーとして整理されています。講談社公式で受賞は確認できますが、梗概は二次情報由来です。 記憶死と喪失メタフィクション 第15回 野間新人賞
  6. 006 1994 バナールな現象 ばなーるなげんしょう 初出・単行本1994年3月・集英社刊。 『バナールな現象』は、奥泉光が1994年に集英社から刊行した長編小説です。著者ページの著書一覧とNDLサーチのタイトル・著者検索で刊行情報を確認できます。 日常認識長い息の文体
  7. 007 1996 「吾輩は猫である」殺人事件 わがはいはねこであるさつじんじけん 初出・書き下ろし。単行本1996年1月・新潮社刊。 『「吾輩は猫である」殺人事件』は、奥泉光が1996年に新潮社から刊行した長編小説です。漱石作品の文体模倣とミステリー構造を組み合わせた代表的なパロディ/メタミステリとして整理します。 文学謎と真相言葉と言語
  8. 008 1997 プラトン学園 ぷらとんがくえん 初出・単行本1997年7月・講談社刊。 『プラトン学園』は、奥泉光が1997年に講談社から刊行した長編小説です。著者ページの著書一覧とNDLサーチのタイトル・著者検索で刊行情報を確認できます。 哲学謎と真相三人称・多視点
  9. 009 1998 グランド・ミステリー ぐらんどみすてりー 初出・単行本1998年3月・角川書店刊。 『グランド・ミステリー』は、奥泉光が1998年に角川書店から刊行した長編小説です。著者ページの著書一覧とNDLサーチのタイトル・著者検索で刊行情報を確認できます。 戦争歴史謎と真相
  10. 010 2001 鳥類学者のファンタジア ちょうるいがくしゃのふぁんたじあ 初出・単行本2001年4月・集英社刊。 『鳥類学者のファンタジア』は、奥泉光が2001年に集英社から刊行した長編小説です。著者ページの著書一覧とNDLサーチのタイトル・著者検索で刊行情報を確認できます。 音楽学問幻想
  11. 011 2001 坊ちゃん忍者幕末見聞録 ぼっちゃんにんじゃばくまつけんぶんろく 初出・単行本2001年10月・中央公論新社刊。 『坊ちゃん忍者幕末見聞録』は、奥泉光が2001年に中央公論新社から刊行した長編小説です。著者ページの著書一覧とNDLサーチのタイトル・著者検索で刊行情報を確認できます。 日本史冒険文学
  12. 012 2002 浪漫的な行軍の記録 ろまんてきなこうぐんのきろく 初出・単行本2002年11月・講談社刊。 『浪漫的な行軍の記録』は、奥泉光が2002年に講談社から刊行した作品です。のちに講談社文芸文庫『石の来歴 浪漫的な行軍の記録』にも収録されました。 戦争記憶記録
  13. 013 2004 新・地底旅行 しんちていりょこう 初出・単行本2004年1月・朝日新聞出版刊。 『新・地底旅行』は、奥泉光が2004年に朝日新聞出版から刊行した長編小説です。著者ページの著書一覧とNDLサーチのタイトル・著者検索で刊行情報を確認できます。 冒険科学幻想
  14. 014 2005 モーダルな事象 桑潟幸一助教授のスタイリッシュな生活 もーだるなじしょうくわがたこういちじょきょうじゅのすたいりっしゅなせいかつ 初出・単行本2005年7月・文藝春秋刊。 『モーダルな事象』は、奥泉光が2005年に文藝春秋から刊行した長編小説です。桑潟幸一助教授を主人公格とする学園ミステリー的シリーズの起点として整理します。 大学謎と真相風刺
  15. 015 2009 神器 軍艦「橿原」殺人事件 じんぎぐんかんかしはらさつじんじけん 初出・単行本2009年1月・新潮社刊(上下巻)。 『神器 軍艦「橿原」殺人事件』は、奥泉光が2009年に新潮社から上下巻で刊行した長編小説です。代表作の一つとして著者ページに挙げられ、第62回野間文芸賞受賞作として確認できます。 戦争神話謎と真相 第62回 野間文芸賞
  16. 016 2010 シューマンの指 しゅーまんのゆび 初出・書き下ろし。単行本は2010年7月、講談社刊。 『シューマンの指』は、奥泉光が講談社から2010年に刊行した書き下ろし長編です。出版社の内容紹介では、シューマンに憑かれた天才美少年ピアニスト永嶺修人、彼に焦がれる音大受験生の「わたし」、卒業式の夜の女子生徒殺害事件、修人の指の致命的な怪我、30余年後に届く「修人が外国でシューマンを弾いていた」とい… 音楽記憶謎と真相
  17. 017 2011 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活 くわがたこういちじゅんきょうじゅのすたいりっしゅなせいかつ 初出・単行本2011年5月・文藝春秋刊。 『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』は、奥泉光が2011年に文藝春秋から刊行した連作集です。著者ページではテレビドラマ化にも触れられている桑潟幸一シリーズの一作として確認できます。 大学謎と真相日常
  18. 018 2011 地の鳥 天の魚群 ちのとりてんのぎょぐん 初出・単行本2011年9月・幻戯書房刊。 『地の鳥 天の魚群』は、奥泉光が2011年に幻戯書房から刊行した作品集です。著者ページでは「地の鳥 天の魚群」「乱歩の墓」「深い穴」を収録する単行本として確認できます。 記憶言葉と言語短篇集
  19. 019 2012 東京自叙伝 とうきょうじじょでん 初出・「すばる」2012年12月号〜2013年11月号連載(単行本2014年5月・集英社) 東京という土地に宿る語り手が、幕末から平成へ至る都市の変貌を自分史のように語る長篇。人間、猫、鼠などへ姿を変えながら記憶を重ねる設定により、都市史と転生譚が混ざり合う。奥泉光らしい饒舌な語りの推進力で、東京という場所そのものを主人公化した作品である。 日本史記憶アイデンティティ 第50回 谷崎賞
  20. 020 2012 黄色い水着の謎 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活2 きいろいみずぎのなぞくわがたこういちじゅんきょうじゅのすたいりっしゅなせいかつに 初出・単行本2012年9月・文藝春秋刊。 『黄色い水着の謎』は、奥泉光が2012年に文藝春秋から刊行した桑潟幸一シリーズ第2作です。著者ページの著書一覧で収録作と刊行情報を確認できます。 大学謎と真相日常
  21. 021 2012 虫樹音楽集 ちゅうじゅおんがくしゅう 初出・単行本2012年11月・集英社刊。 『虫樹音楽集』は、奥泉光が2012年に集英社から刊行した作品集です。著者ページの著書一覧で収録作と刊行情報を確認できます。 音楽変身幻想
  22. 022 2013 メフィストフェレスの定理 地獄シェイクスピア三部作 めふぃすとふぇれすのていりじごくしぇいくすぴあさんぶさく 初出・単行本2013年6月・幻戯書房刊。 『メフィストフェレスの定理』は、奥泉光が2013年に幻戯書房から刊行した作品集です。副題に「地獄シェイクスピア三部作」を掲げ、著者ページで収録作を確認できます。 文学演劇地獄
  23. 023 2016 ビビビ・ビ・バップ びびびびばっぷ 初出・単行本2016年6月・講談社刊。 『ビビビ・ビ・バップ』は、奥泉光が2016年に講談社から刊行した長編小説です。著者ページの著書一覧とNDLサーチのタイトル・著者検索で刊行情報を確認できます。 音楽幻想芸術と表現
  24. 024 2018 雪の階 ゆきのきざはし 初出・単行本2018年2月・中央公論新社刊。 『雪の階』は、奥泉光が2018年に中央公論新社から刊行した長編小説です。代表作の一つとして著者ページに挙げられ、毎日出版文化賞と柴田錬三郎賞を受賞した作品として確認できます。 日本史家族謎と真相
  25. 025 2019 ゆるキャラの恐怖 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活3 ゆるきゃらのきょうふくわがたこういちじゅんきょうじゅのすたいりっしゅなせいかつさん 初出・単行本2019年3月・文藝春秋刊。 『ゆるキャラの恐怖』は、奥泉光が2019年に文藝春秋から刊行した桑潟幸一シリーズ第3作です。著者ページの著書一覧で収録作と刊行情報を確認できます。 大学謎と真相風刺
  26. 026 2020 死神の棋譜 しにがみのきふ 初出・単行本2020年8月・新潮社刊。 『死神の棋譜』は、奥泉光が2020年に新潮社から刊行した将棋ミステリの長篇です。詰将棋の不可能性をめぐる探索が、失踪事件、異端の棋道、地下空間のイメージへ広がり、盤上の論理と人間の執着を重ねていく。将棋小説でありながら、勝負の技術そのものよりも、夢に命を賭ける人間の業を読む作品として立ち上がる。 将棋謎と真相死と喪失
  27. 027 2024 虚史のリズム きょしのりずむ 初出・単行本2024年8月・集英社刊。 『虚史のリズム』は、奥泉光が『すばる』連載を経て集英社から刊行した1100ページ超の長篇です。戦後間もない東京と山形を舞台に、石目鋭二の探偵譚、元軍人の記憶、国家機密文書をめぐる陰謀が重なり、戦争と戦後の語られなかった声を多層的に呼び込む。作中に反復される「dadada」のリズムが、記録されない死者… 戦後歴史戦争

単行本

  1. 001 1990 たき 単行本・集英社 『滝』は、奥泉光が1990年に集英社から刊行した初期作品集です。著者ページでは、のちに『その言葉を』へ改題され、同名作品を収録する単行本として確認できます。 記憶言葉と言語短篇集
  2. 002 1991 葦と百合 あしとゆり 単行本・集英社 『葦と百合』は、奥泉光が1991年に集英社から刊行した長編小説です。著者ページの著書一覧とNDLサーチのタイトル・著者検索で刊行情報を確認できます。 記憶言葉と言語長い息の文体
  3. 003 1992 蛇を殺す夜 へびをころすよる 単行本・集英社 『蛇を殺す夜』は、奥泉光が1992年に集英社から刊行した作品集です。著者ページでは「暴力の舟」「蛇を殺す夜」を収録する単行本として確認できます。 暴力記憶短篇集
  4. 004 1993 石の来歴 いしのらいれき 単行本・文藝春秋 『石の来歴』は、奥泉光が第110回芥川賞を受賞した中編小説です。既存データでは、第二次大戦中から戦後にわたる男の人生と一個の石をめぐり、戦争経験と記憶の層が交錯する作品として整理されています。日本文学振興会公式で芥川賞受賞は確認できますが、今回確認できた出典は受賞・初出情報が中心で、細部の内容説明は… 戦争記憶日本史 第110回 芥川賞
  5. 005 1993 ノヴァーリスの引用 のゔぁーりすのいんよう 単行本・新潮社 『ノヴァーリスの引用』は、奥泉光が第15回野間文芸新人賞を受賞した作品です。既存データでは、恩師の葬儀で集まった旧大学仲間が、過去の研究仲間の死の謎をめぐって推理を重ねるメタミステリーとして整理されています。講談社公式で受賞は確認できますが、梗概は二次情報由来です。 記憶死と喪失メタフィクション 第15回 野間新人賞
  6. 006 1994 バナールな現象 ばなーるなげんしょう 単行本・集英社 『バナールな現象』は、奥泉光が1994年に集英社から刊行した長編小説です。著者ページの著書一覧とNDLサーチのタイトル・著者検索で刊行情報を確認できます。 日常認識長い息の文体
  7. 007 1996 「吾輩は猫である」殺人事件 わがはいはねこであるさつじんじけん 単行本・新潮社 『「吾輩は猫である」殺人事件』は、奥泉光が1996年に新潮社から刊行した長編小説です。漱石作品の文体模倣とミステリー構造を組み合わせた代表的なパロディ/メタミステリとして整理します。 文学謎と真相言葉と言語
  8. 008 1997 プラトン学園 ぷらとんがくえん 単行本・講談社 『プラトン学園』は、奥泉光が1997年に講談社から刊行した長編小説です。著者ページの著書一覧とNDLサーチのタイトル・著者検索で刊行情報を確認できます。 哲学謎と真相三人称・多視点
  9. 009 1998 グランド・ミステリー ぐらんどみすてりー 単行本・角川書店 『グランド・ミステリー』は、奥泉光が1998年に角川書店から刊行した長編小説です。著者ページの著書一覧とNDLサーチのタイトル・著者検索で刊行情報を確認できます。 戦争歴史謎と真相
  10. 010 2001 鳥類学者のファンタジア ちょうるいがくしゃのふぁんたじあ 単行本・集英社 『鳥類学者のファンタジア』は、奥泉光が2001年に集英社から刊行した長編小説です。著者ページの著書一覧とNDLサーチのタイトル・著者検索で刊行情報を確認できます。 音楽学問幻想
  11. 011 2001 坊ちゃん忍者幕末見聞録 ぼっちゃんにんじゃばくまつけんぶんろく 単行本・中央公論新社 『坊ちゃん忍者幕末見聞録』は、奥泉光が2001年に中央公論新社から刊行した長編小説です。著者ページの著書一覧とNDLサーチのタイトル・著者検索で刊行情報を確認できます。 日本史冒険文学
  12. 012 2002 浪漫的な行軍の記録 ろまんてきなこうぐんのきろく 単行本・講談社 『浪漫的な行軍の記録』は、奥泉光が2002年に講談社から刊行した作品です。のちに講談社文芸文庫『石の来歴 浪漫的な行軍の記録』にも収録されました。 戦争記憶記録
  13. 013 2004 新・地底旅行 しんちていりょこう 単行本・朝日新聞出版 『新・地底旅行』は、奥泉光が2004年に朝日新聞出版から刊行した長編小説です。著者ページの著書一覧とNDLサーチのタイトル・著者検索で刊行情報を確認できます。 冒険科学幻想
  14. 014 2005 モーダルな事象 桑潟幸一助教授のスタイリッシュな生活 もーだるなじしょうくわがたこういちじょきょうじゅのすたいりっしゅなせいかつ 単行本・文藝春秋 『モーダルな事象』は、奥泉光が2005年に文藝春秋から刊行した長編小説です。桑潟幸一助教授を主人公格とする学園ミステリー的シリーズの起点として整理します。 大学謎と真相風刺
  15. 015 2009 神器 軍艦「橿原」殺人事件 じんぎぐんかんかしはらさつじんじけん 単行本・新潮社 『神器 軍艦「橿原」殺人事件』は、奥泉光が2009年に新潮社から上下巻で刊行した長編小説です。代表作の一つとして著者ページに挙げられ、第62回野間文芸賞受賞作として確認できます。 戦争神話謎と真相 第62回 野間文芸賞
  16. 016 2010 シューマンの指 しゅーまんのゆび 単行本・講談社 『シューマンの指』は、奥泉光が講談社から2010年に刊行した書き下ろし長編です。出版社の内容紹介では、シューマンに憑かれた天才美少年ピアニスト永嶺修人、彼に焦がれる音大受験生の「わたし」、卒業式の夜の女子生徒殺害事件、修人の指の致命的な怪我、30余年後に届く「修人が外国でシューマンを弾いていた」とい… 音楽記憶謎と真相
  17. 017 2011 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活 くわがたこういちじゅんきょうじゅのすたいりっしゅなせいかつ 単行本・文藝春秋 『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』は、奥泉光が2011年に文藝春秋から刊行した連作集です。著者ページではテレビドラマ化にも触れられている桑潟幸一シリーズの一作として確認できます。 大学謎と真相日常
  18. 018 2011 地の鳥 天の魚群 ちのとりてんのぎょぐん 単行本・幻戯書房 『地の鳥 天の魚群』は、奥泉光が2011年に幻戯書房から刊行した作品集です。著者ページでは「地の鳥 天の魚群」「乱歩の墓」「深い穴」を収録する単行本として確認できます。 記憶言葉と言語短篇集
  19. 019 2012 東京自叙伝 とうきょうじじょでん 単行本・集英社 東京という土地に宿る語り手が、幕末から平成へ至る都市の変貌を自分史のように語る長篇。人間、猫、鼠などへ姿を変えながら記憶を重ねる設定により、都市史と転生譚が混ざり合う。奥泉光らしい饒舌な語りの推進力で、東京という場所そのものを主人公化した作品である。 日本史記憶アイデンティティ 第50回 谷崎賞
  20. 020 2012 黄色い水着の謎 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活2 きいろいみずぎのなぞくわがたこういちじゅんきょうじゅのすたいりっしゅなせいかつに 単行本・文藝春秋 『黄色い水着の謎』は、奥泉光が2012年に文藝春秋から刊行した桑潟幸一シリーズ第2作です。著者ページの著書一覧で収録作と刊行情報を確認できます。 大学謎と真相日常
  21. 021 2012 虫樹音楽集 ちゅうじゅおんがくしゅう 単行本・集英社 『虫樹音楽集』は、奥泉光が2012年に集英社から刊行した作品集です。著者ページの著書一覧で収録作と刊行情報を確認できます。 音楽変身幻想
  22. 022 2013 メフィストフェレスの定理 地獄シェイクスピア三部作 めふぃすとふぇれすのていりじごくしぇいくすぴあさんぶさく 単行本・幻戯書房 『メフィストフェレスの定理』は、奥泉光が2013年に幻戯書房から刊行した作品集です。副題に「地獄シェイクスピア三部作」を掲げ、著者ページで収録作を確認できます。 文学演劇地獄
  23. 023 2016 ビビビ・ビ・バップ びびびびばっぷ 単行本・講談社 『ビビビ・ビ・バップ』は、奥泉光が2016年に講談社から刊行した長編小説です。著者ページの著書一覧とNDLサーチのタイトル・著者検索で刊行情報を確認できます。 音楽幻想芸術と表現
  24. 024 2018 雪の階 ゆきのきざはし 単行本・中央公論新社 『雪の階』は、奥泉光が2018年に中央公論新社から刊行した長編小説です。代表作の一つとして著者ページに挙げられ、毎日出版文化賞と柴田錬三郎賞を受賞した作品として確認できます。 日本史家族謎と真相
  25. 025 2019 ゆるキャラの恐怖 桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活3 ゆるきゃらのきょうふくわがたこういちじゅんきょうじゅのすたいりっしゅなせいかつさん 単行本・文藝春秋 『ゆるキャラの恐怖』は、奥泉光が2019年に文藝春秋から刊行した桑潟幸一シリーズ第3作です。著者ページの著書一覧で収録作と刊行情報を確認できます。 大学謎と真相風刺
  26. 026 2020 死神の棋譜 しにがみのきふ 単行本・新潮社 『死神の棋譜』は、奥泉光が2020年に新潮社から刊行した将棋ミステリの長篇です。詰将棋の不可能性をめぐる探索が、失踪事件、異端の棋道、地下空間のイメージへ広がり、盤上の論理と人間の執着を重ねていく。将棋小説でありながら、勝負の技術そのものよりも、夢に命を賭ける人間の業を読む作品として立ち上がる。 将棋謎と真相死と喪失
  27. 027 2024 虚史のリズム きょしのりずむ 単行本・集英社 『虚史のリズム』は、奥泉光が『すばる』連載を経て集英社から刊行した1100ページ超の長篇です。戦後間もない東京と山形を舞台に、石目鋭二の探偵譚、元軍人の記憶、国家機密文書をめぐる陰謀が重なり、戦争と戦後の語られなかった声を多層的に呼び込む。作中に反復される「dadada」のリズムが、記録されない死者… 戦後歴史戦争