ふじの ちや

藤野千夜

b.1962

略歴 Profile

福岡県生まれ。麻布中学・高等学校、千葉大学教育学部卒。漫画雑誌編集者を経て1995年「午後の時間割」で海燕新人文学賞を受賞し小説家に転身。1998年「おしゃべり怪談」で野間文芸新人賞。2000年「夏の約束」で第122回芥川賞を受賞。ゲイや性的マイノリティを自然体で描く作風で知られる。 このデータベースでは2作品を収録し、発表年は1998年から1999年に及びます。野間新人賞、芥川賞の受賞作を含みます。主題や読み味ではアイデンティティ、ジェンダー、ユーモラス、乾いた、孤独と疎外といった切り口から作品を探せます。

出典 Sources

収録作品 Works

文芸誌での初出

  1. 001 1998 おしゃべり怪談 おしゃべりかいだん 初出・文藝春秋1998年刊 『おしゃべり怪談』は、藤野千夜が性的マイノリティを含む人物たちの日常を、軽やかで会話的な感触の中に描いた作品です。題名の「怪談」は恐怖だけでなく、身近な生活の隙間に立ち上がる違和感や不安を指し、ユーモアと不穏さが同居します。深刻な主題を自然体の語りに溶かし込む、藤野作品らしい読み味が特徴です。 ジェンダー孤独と疎外都市・郊外 第20回 野間新人賞
  2. 002 1999 夏の約束 なつのやくそく 初出・「群像」1999年12月号 ゲイのカップル、性転換した美容師、売れない小説家と女友達など、ゆるやかにつながる人々の夏の一日を描く短編です。大きな事件よりも、性的マイノリティを含む人物たちの日常の距離感を自然体で描くことに力点があります。軽やかな会話と静かな関係性の描写を通じて、1990年代末の都市生活と親密さのあり方を読ませる… 恋愛アイデンティティ 第122回 芥川賞

単行本

  1. 001 1998 おしゃべり怪談 おしゃべりかいだん 単行本・文藝春秋 『おしゃべり怪談』は、藤野千夜が性的マイノリティを含む人物たちの日常を、軽やかで会話的な感触の中に描いた作品です。題名の「怪談」は恐怖だけでなく、身近な生活の隙間に立ち上がる違和感や不安を指し、ユーモアと不穏さが同居します。深刻な主題を自然体の語りに溶かし込む、藤野作品らしい読み味が特徴です。 ジェンダー孤独と疎外都市・郊外 第20回 野間新人賞
  2. 002 1999 夏の約束 なつのやくそく 単行本・講談社 ゲイのカップル、性転換した美容師、売れない小説家と女友達など、ゆるやかにつながる人々の夏の一日を描く短編です。大きな事件よりも、性的マイノリティを含む人物たちの日常の距離感を自然体で描くことに力点があります。軽やかな会話と静かな関係性の描写を通じて、1990年代末の都市生活と親密さのあり方を読ませる… 恋愛アイデンティティ 第122回 芥川賞